いや、タイトル!誤解生むでしょ!…つーか絶対狙ってるよね(笑)。ヤクザ✕借金返済=銭湯営業?…絶対破産するヤツじゃん!と思いきや、意外とほのぼのした優しい世界。ま、シビアな面もあるにはあるが…。 ちなみに…デレてくる年下ヤクザが、めちゃくちゃタイプでヤバかった、とだけ報告しておこう(笑)。
ヤクザにお風呂で働かされるとなればアレを想像するが、安心してください、銭湯屋の話です。 父親の死と共に、実家に帰ってきた主人公みや子。 実家は銭湯屋。 しかし、そこには生前父親が残した多額の借金があって、ヤクザの蛇塚が取り立てにくる。 蛇塚は過去にみや子と会っており、並々ならぬ感情があるものだから銭湯の再建を手伝うという展開。 恋愛漫画というよりはラブコメで、特に主人公のポンコツ具合がいい感じで楽しめた。 溺愛系の部類なんだろうけど、なんというか絶妙に色気がないので、コメのほうが魅力的な作品です。 二人の関係もいいけど、どうやって銭湯再建するのかも気になる。
趣味でポチポチとゲームを作っていた根暗な女の子。 リリースを世界に発信したSNSアカウントの存在が、クラスメイトにバレてイタズラというか、イジメに近い形で拡散される。 下手な作品だと笑われて終わりだったはずが、作品の出来映えの良さに、内輪だけでなく、本当に世界へ拡散され… 出だしは酷いが、才能が発掘され、すばらしい才能の成果物が広く共有され、彼女を育ててくれる環境もあり、非常に夢があるストーリー。 私にもそんな才能が欲しかった。 読んでいておもしろいところは展開のどんでん返しもあるが、主人公が人を否定しないところだと思う。 相手を受け入れ、ゲームづくりに昇華していく。 その過程で相手の心も救う。 ゲームを作る人はやっぱりゲームが好きで、ゲーム作りは苦しいけど楽しいんだな、ということが強く伝わってくる作品。
「これだからゲーム作りはやめられない!」が好きだったので、こちらも読了。 前作同様、ゲーム業界の話で、天才ゲームクリエイターな少女が主人公の話。 学校では根暗でどんくさい彼女だが、初めてつくったゲームがいじめでクラスメイトのSNSでアップされたら世界中でヒットし、そこからゲーム会社のプロデューサーにスカウトされ・・・という流れ。 その会社には、新卒で目をかけられた同じく天才的な女性がいて、 最初は敵対するのかな?と思ったら、良きライバルのような関係になりそうで、1巻終了。 今後の展開が楽しみになってきました。 自分自身ゲームが好きなので、よくわかるんですよね。 今までにない体験を味わう感覚とか、面白すぎて没頭させられる感じとか、濃厚なストーリーとか、本当に創った人は天才だなとシミジミ思わされて、たぶんそれに近いことなんだろうと読んでて思いました。 特に、クローズするオンライゲームのラストイベントのアイデアを出す話では、初代の製作者に対するリスペクトの姿勢は純粋に感動しました。 いいですよね、 こういう次代にしっかり継承されて、より良くなっていく感じ。 現実でもありますよね。 例えば、FF7のリメイクがヒットしていますが、 あれは20年以上前の、オリジナルFF7をプレイした人が沢山製作に関わっていると、なにかの記事で読んで感動したんですよね。 自分も感動した人間の1人なので、同じような体験をした人が、今度は中に入って創り手にまわる。 熱量ってのはこうやって人に伝染し、次代にむかって、より進化していくんだなと痛感しました。 そういった、モノ作りの素晴らしさも味わえる作品です。
仕事だけでなく日々の生活に疲れている時やもうひと頑張りしたい時に読むと、元気が貰えるような作品です。 普段暇つぶし程度にやっていたアプリゲームがこんなに熱い思いで作られていたり、ちょっと考え方を変えると頑張れたりするんだなと思いながら、興味深く読み進められます。
ゲームとか映画とかスタッフロールが流れるたびに、人が作っているんだなぁとか思っちゃうタイプなんです。 飛ばす人もいるけど、自分は、そこにドラマとか想像してしまうんですよねぇ。 スケールが大きいと何百人も関わって、その中には陽はあたらないけど細かい作業とか雑務とかやっている人もいるんだろうなぁとか考えると、感動もひとしおなんです。 みんなで作品を作っているんだと。まぁ、一種の羨望ですね。 さて、本作は、そんなスタッフ達にフォーカスした作品で、なかでもゲーム会社のお話。 「好きなことを仕事にする」 一見順風満帆にみえますが、そこは現実。 クリエイターとよぶには程遠い、サラリーマンすぎる発想と要求。 〆切りに追われ、よりよいもののために残業を強いられ、やりがいの名の下、搾取される情熱。 どこも同じで、なんとも世知辛いです。 そんな感じで、情熱も枯れはじめた主人公飯島めぐみのところに、情熱満々の後輩南拓也が現れて、徐々に初心の気持ちを取り戻していく・・・そんなお話です。 冷静(リーマン的タスク処理)と情熱(少しでも良いものを届けたいこだわり)の両側面で語られて、サラリーマンの自分には両方ともわかり、共感してしまうのです。 じゃれあいながらも、変に恋愛的方向にいかず、つかず離れずの二人の関係も、またいい。 働きたい人の需要と供給の関係か、エンタメ関連企業は「どブラック」なかおりがしますが、なんだかんだで好きなものがあって、それに関われることはいいことなんだと痛感します。 やっぱものづくりっていいなぁと改めて思わせてくれる作品でした。
漫画家ならではだなと思ったのは、原稿明けにボロボロの体で食べたものの思い出を語っている作家さんの多いこと。 殆どがエッセイですが、スエカネクミコ先生は創作でした。 衝撃的だったのは峰なゆか先生の炭水化物愛。 役に立ったのは晴川シンタ先生の蟻塚と、釣巻和先生の心太アレンジレシピ。 エッセイとして面白かったのは、石黒正数先生のラ王と多田基生先生の普段の食事が粗末すぎて美味しいラーメン食べたら脳がバグっちゃった話。 酒、肉、麺ときたら次はなんだろう。 スイーツ?
見てこの表紙!!色使いもデザインも良すぎるまるでMdNの表紙のよう…!!! ・飯島さんの顔とメイクとファッション ・南くんのキテレツな服 ・デザイナーさんの使う用語がたくさん出てくる ・スマホゲー業界の労働環境の過酷さ 大好きなところは上げればきりがないですが、わたしの大好きポイントはこの4つです。 飯島さんは、「好きだから」という理由で自らの首を締めるように働く南くんのことを「宇宙人」と呼んで嫌がってるけど、2人で大変な道を選んで働くときは南くんみたいにキラキラしてるんですよね…!んも〜熱い!! 今回の1巻には、新エピソードやカバー裏描き下ろしもあるので、WEBで全部読んでるファンも買ってください(義務) たかし♂先生の美麗な絵で描かれるお仕事漫画「これゲー!」は、左ききのエレン、アニメタ!、ランウェイで笑ってなど、クリエイターの熱い話が好きな人にオススメです!! 「ゲーム作り漫画①」 https://twitter.com/Takasi00/status/1130962718062665728 (画像は1話より。Noと言える飯島さん好き)
ワガママなネコが可愛い。です。
いや、タイトル!誤解生むでしょ!…つーか絶対狙ってるよね(笑)。ヤクザ✕借金返済=銭湯営業?…絶対破産するヤツじゃん!と思いきや、意外とほのぼのした優しい世界。ま、シビアな面もあるにはあるが…。 ちなみに…デレてくる年下ヤクザが、めちゃくちゃタイプでヤバかった、とだけ報告しておこう(笑)。