何にも意味を見出せなくてなんとなくつまらなかった日々が、ほんの少しのきっかけで変わることがある。 今見てる場所だけがすべてじゃないんだ、どこへだって行けるんだと気づけたら世界が色づいて見える。 そんなふわっとした原体験みたいな概念みたいなものを形にしたのがこの作品なんだと感じた。 つまらない日々を過ごす不良少年ネロが、家庭教師を頼まれた少女ロミと出会うお話。 小さな島という閉塞感のある場所、夢を持つ少女と出会い変わっていく少年。 お洒落に記号化されているのに、誰もが「こんなときもあったなあ」と思えるような青さ。甘酸っぱさ。ほろ苦さ。 短くてさらっと読めるのでぜひ読んでみてほしい。
銀杏BOYZの東京ではじまる時点で心を掴まれてしまう。あの頃に引き戻されてしまう。 好きなバンドが一緒で仲良くなって、文化祭終わりでメールして、地元の音楽教室の出し物で2人で演奏して… なんて青春は送れなかったけど、あの頃の空気感にやられてしまう。これがエモいということか。 最後の一コマもとてもよい。青春でしかない。 とても短いお話だけどちゃんと2000年初頭にタイムスリップできました。
色や匂いまではっきり思い出せる鮮やかな瞬間みたいなものを切り取っていて、うまく言えないけれど「いいなあ」って思える作品。 バンプ、スピッツ、くるりに何かしらの思い出があるひと。 音楽、漫画、小説など表現することに夢中だった記憶があるひと。 上記に当てはまるひとは(当てはまらないひとはいるんだろうか?)きっと「いいなあ」と思うはず。
何にも意味を見出せなくてなんとなくつまらなかった日々が、ほんの少しのきっかけで変わることがある。 今見てる場所だけがすべてじゃないんだ、どこへだって行けるんだと気づけたら世界が色づいて見える。 そんなふわっとした原体験みたいな概念みたいなものを形にしたのがこの作品なんだと感じた。 つまらない日々を過ごす不良少年ネロが、家庭教師を頼まれた少女ロミと出会うお話。 小さな島という閉塞感のある場所、夢を持つ少女と出会い変わっていく少年。 お洒落に記号化されているのに、誰もが「こんなときもあったなあ」と思えるような青さ。甘酸っぱさ。ほろ苦さ。 短くてさらっと読めるのでぜひ読んでみてほしい。