いろいろな人物が登場する。 上の人の首をちょん切って終わりというイメージでした。 国家を転覆させるんだから、そんなシンプルなものじゃないんですね。 世界史を学校で学んだことがないので、ヨーロッパの歴史はあまりよく知りません。 史実に基づくことと、基づかないことが混ざったヒストリカルファンタジーとはいえ、この漫画をきっかけにサン=ジュストについて調べたので、歴史の勉強になっているのだと思います。 さて、本作を読んだ感想は、民衆を動かすメディアの力はすごいなあということです。 女装したり、言葉を用いたり、策を練ったり、サン=ジュストはあの手この手で、人々を焚き付けます。 その中で印刷物?を使うシーンがあるのです。 「メディアリテラシー」なんて概念がない当時のこと、書かれた言葉は嘘か誠か真実が明らかになる前に瞬く間に広まり、読み手にとって真実となってしまっていく。ペンの力は強いです。 ラストは情報で戦っていたサン=ジュストが、情報がなかったからこそ迎えた結末という感じがしました。
「開く」とか「飛ばす」とか動詞の言葉で戦うバトル漫画。ちょっとした言葉遊びもあって結構頭脳戦が楽しめるよ。序盤から凶悪な言葉を出しちゃってマジか!?と思った。
良くある手から電気出るとか、物動かすとかの超能力ではなく、言葉の「動詞」の持つ力で戦うと一風変わった異能力 内容も言葉に連動するので、バトルシーンは言葉遊びがあって読んでて楽しい 動詞の解釈によって発動する内容が変わったりと、読者にこの動詞なら○○な事出来るのでは...と思わせられる夢もある 開く・止まる・増えるなどなど、それぞれ戦い方が違っていて、独特な雰囲気があるバトルなので、ここ最近のバトル物の中ではかなりオススメ 自分は減るがかなり強いデバッファーになるので、強いと思います
特殊能力バトルみたいなものにはあまり興味はないけれど、言葉の能力となると別。言葉遊び的要素があって設定が面白い。 退屈な日々に飽き飽きしていた主人公・入間ケイジは、美人な従姉妹・花里真紀から謎のゲームに誘われる。 アプリで引き当てた動詞の力を使って言葉集めをする「ウェルベルム」に巻き込まれていく……というお話。 内容としては特殊能力バトルだけど、能力が動詞というところが面白い。 「自分なら何の能力が欲しい?」っていう妄想はこの手の漫画なら絶対しちゃうやつだけど、動詞という縛り要素が加わるとより妄想が捗る。 癒やすとか和らぐを引き当てたらバトル起こらなそうでいいなあ。 割とシリアスにバトルが繰り広げられてるけど、動詞の活かし方は言葉遊びや大喜利が好きな人にも刺さるのでは。
「相貌失認の症状は自分が興味を持てるものなら覚えられる」というような書き方がなされてますが、フィクションに混ぜ込むには質の悪い誤解を招く内容だなと思いました。絵はうまかったです。
よくある異能サバイバルで、特筆すべき面白さのある作品とはいまのところ言い難いが、数ある似たような作品群のなかでは図抜けて絵が良い。見やすいだけでなく飽きさせず、キャラクターが生きてるので読んでいられる。一皮むけて生き残って欲しいです。
天空侵犯とおんなじよーな感じ。クソおもんないで
バベル内で消息を絶った姉を追って自衛隊員になることを夢見ていた主人公の大牙。しかしある日突然、幼なじみの優愛と一緒に、気付くと塔の中にいた。 そこで最初に見つけたのは、人の手首とペンで書かれた「ここで書いた言葉は実体化する」という文字。そこから起こる残酷で衝撃的な出来事が唐突過ぎてついていくのが大変。笑 大牙は塔の中で生き残り、姉・真白にもう一度会うことは出来るのか。
『BLOODY MONDAY』とも『ACMA:GAME』とも原作者が異なる、恵広史の完全新作。 都市伝説「This Man」をモチーフとしたサスペンス。「This Man」と同じ顔をした連続殺人鬼と、その背後に潜む巨大な陰謀に「似顔絵捜査官」天野 斗(あまのはかる)が立ち向かう。 ただでさえ不気味な「顔」が、漫画のなかで動いているのを見るとなおさら恐ろしい……。今のところ元ネタの都市伝説とのつながりは「顔」だけ?これは考察がはかどるやつかも
いろいろな人物が登場する。 上の人の首をちょん切って終わりというイメージでした。 国家を転覆させるんだから、そんなシンプルなものじゃないんですね。 世界史を学校で学んだことがないので、ヨーロッパの歴史はあまりよく知りません。 史実に基づくことと、基づかないことが混ざったヒストリカルファンタジーとはいえ、この漫画をきっかけにサン=ジュストについて調べたので、歴史の勉強になっているのだと思います。 さて、本作を読んだ感想は、民衆を動かすメディアの力はすごいなあということです。 女装したり、言葉を用いたり、策を練ったり、サン=ジュストはあの手この手で、人々を焚き付けます。 その中で印刷物?を使うシーンがあるのです。 「メディアリテラシー」なんて概念がない当時のこと、書かれた言葉は嘘か誠か真実が明らかになる前に瞬く間に広まり、読み手にとって真実となってしまっていく。ペンの力は強いです。 ラストは情報で戦っていたサン=ジュストが、情報がなかったからこそ迎えた結末という感じがしました。