今回はいつもよりも日常をよりぬいたエッセイになっている気がします。漫画だけでなく文章も付いてるからでしょうか。「いのまま」と「すきまめし」はストーリー性がありましたがこういう形もいいなと思いました。とにかくオカヤイヅミさんの飯漫画を読むと自炊欲が上がるので助かります。
オカヤイヅミさんの新連載〜! 1話目からちょっとハラハラした…そのくらい雨ちゃんとその友達のトヨちゃんの話が噛み合って無いからw郊外の一軒家で一人気ままに暮らしている雨ちゃんと、雨ちゃんを巡る人々の群像劇。毎月読めるのうれしいです!
東京で一人暮らしをしていた灰田さん。 サラリーマン、バツイチ、彼女ありののんびりな生活。 母の急逝で色んなことが変わっていく。 独身ということで昇進を諦めさせられ、彼女からもフラれ・・・。 そんな中、東京都下の実家で一人暮らしの父が心配で実家に戻ってみたら・・・。 無口な父との二人暮らしの生活は、今まで知らなかった父を知ることから始まった。 二人の距離感を図りながら、探り合い、生活スタイルの違いを感じ、父と息子の新しい生活が始まった。 母は、父に内緒で息子に残したもので灰田さんは、何を手に入れるのか? 父は、学生時代に体験した、東京オリンピックを懐かしみ、楽しみにしていた二度目の東京オリンピックは、コロナ禍延期に。いつも通っていた図書館にも感染を気にして行かなくなり、日々のマスク生活も息苦しく、今までの生活が変わってしまうことに戸惑いを感じながらも、二人の生活は続いていく。
高校の同級生だった、一人暮らしのヒロミが50代で孤独死した。 自分の経営するアパートで。 発見したのは、大学生の笠原ショウ。 同じアパートに住む、店子。 大家と借主という関係だったが、生前ヒロミは孤独死したときに発見が遅れて腐って、自分の経営するアパートの価値が下がるのが嫌だからと、たまに覗いてとショウと軽く約束していた。 そして、現実に・・・。 さらに、ヒロミは、高校時代の同級生の3人組に遺言を残していた。 ショウが大学を卒業するまで、このままアパートに住まわしてあげて欲しい。アパートは、3人の好きにしていい。 そんなに、仲良くなかった3人は、戸惑いを隠せない。 ヒロミの死をきっかけに、高校時代を思い出しながら、それぞれの現在の生活を顧みながら、これから先どうやって生きていくのか考えはじめる。
わたしの大好きな漫画「白木蓮はきれいに散らない」が手塚治虫文化賞短編賞を受賞しました。オカヤさんが評価されてうれしい😆 https://news.yahoo.co.jp/articles/2edd132fa1a2e78937e1998a9d2a9de4cca9a51d
ananでも紹介されていましたよ!三浦天紗子さんがコミック書評コーナーで。
南沢奈央さんの書評が読売新聞朝刊に載っていました。南沢さんの文書にはいつも感じ入ります。今回の「白木蓮はきれいに散らない」書評もこれから数十年後に迎える50代半ばの不安を打ち消すような希望を作品の中に見出していて、それが人生讃歌のようだった。白木蓮に感動した私としては、仲間がひとり増えたような愉快な気持ちです。
オカヤイヅミ先生が10周年に出した2冊のうちの一つ。 母が亡くなり、72歳の父との同居を決意した42歳独身男性サラリーマン。 ちょうどいい距離感にいた彼女にも呆れられ別れを告げられてぬるっと新しい生活を始めるが、久しぶりの父との生活でいろいろなことを再認識したり新しく発見したり。 フィクションの中の日々の話かと思いきや、東京オリンピックの話が出てきて、コロナが出てきて…。 「いま」これを描くことに意味がある作品だったように思います。 いまのこの年代の人たちがどう感じてどう生きているのかを地に足つけて描いていて面白かったです。 変化していく毎日をあるがままに受け入れるゆるやかな希望のようなものを感じてじんわりと心に染み込みました。
昨日のTBSラジオたまむすびで、ブルボン小林さんが「白木蓮はきれいに散らない」のことを紹介してましたね。とても面白そうだったので買いに行きました。まるで映画みたい、と言ったのは赤江珠緒さんでしたが、私も激しく同感。映画化したら面白そうって思いました。
『白木蓮はきれいに散らない』、とっても面白かったので、他の人はどう読んだのかな???と調べていたら、なんと山脇麻生さんが書いた書評を発見! ささやかな楽しみや希望を胸に、現実と折り合いをつける様が愛おしい。 と書いていて、膝をパチーンと叩きました。そう、これ、これなんです、何度も読みたくなる理由。この作品が面白い理由。そんな劇的な(漫画的で仰天するような)出来事が起きるわけではないですが、考えてみれば同級生が亡くなることって相当ショックなこと。そうしたショックな出来事を受け止めつつ、目の前の現実を手放さず、卓袱台返しもせず、折り合いをつけるのです。これって、意外と難しいですよね。しかも、ささやかな楽しみや希望を胸に、なると、やっぱりすごいことです。なんだか元気をもらえます。 https://news.yahoo.co.jp/articles/78f225bc40a8be4e8654f84457313748fee6003f
今回はいつもよりも日常をよりぬいたエッセイになっている気がします。漫画だけでなく文章も付いてるからでしょうか。「いのまま」と「すきまめし」はストーリー性がありましたがこういう形もいいなと思いました。とにかくオカヤイヅミさんの飯漫画を読むと自炊欲が上がるので助かります。