喜多 喜久(きた よしひさ、1979年 -)は、日本の小説家。 徳島県三加茂町(現・東みよし町)出身。香川県在住。徳島県立脇町高等学校卒業。東京大学大学院薬学系研究科修士課程修了。大手製薬会社の研究員として勤務する傍ら執筆活動を行なっていたが、2017年3月末を以て退職。専業作家となる 。2010年、『ラブ・ケミストリー』(応募時のタイトルは「有機をもって恋をせよ」)で第9回『このミステリーがすごい!』大賞優秀賞を受賞する。2011年、同作で小説家デビュー。ペンネームの由来は「名字は本名で、縁起のいい名前を」という思いから。井上喜久子のファンである。
「探偵部」に入部するため、北海道から東京の中学に入った美玖。だけど探偵部は廃部に!? 部活を復活させることを決意した美玖の前に、超エリート男子校生の青矢理生斗が現れ、「手伝う」と言ってきて――。わんぱく中学生×クールな天才高校生デコボコ探偵コンビが学校の事件に挑む!
研究捏造、ホメオパシー、人体実験、隠蔽、政治的闘争――大学に潜むあらゆる闇を暴くのは、天才の名を冠するひとりの准教授だった。卓越した知識と鋭敏な頭脳で描き出す、傑作化学ミステリ!