プラトンホテルの中でも特別な存在であり、長い歴史を持つ『銀座プラトン』。その創立100年祭の日、牧原敬子、立野光という若い二人がコンシェルジュとして配属されてきた。各界の著名人が多数訪れ、華やかな雰囲気に包まれる銀座プラトンの入口に、一人の男がたたずんでいた。破産を待つばかりとなった時計店のオーナー・クロム。東堂は、彼をある人物に引き合わせる。
『都会のリゾートホテル』をコンセプトに、東京・お台場に新設されたプラトン。そのコンシェルジュに就任して1週間の赤川一平は、家族との絆を取り戻すためにプラトンを訪れたビジネスマンのサポートを引き受ける。彼の家族のために話題のミュージカルのチケットを手に入れることに成功した赤川だったが、部屋に届けたはずのチケットが消えてしまい…。