<ログライン> 大学生の女性カップルたちのお話。 <ここがオススメ!> ※ 百合描写&ベッドシーンが苦手な方にはオススメできません。 (ハードではない&必要以上には出てこないけれど) 百合カップルのお話なので一般的ではないかもしれない。 けれど、それでも、「うーん、学生恋愛ってこうよなー!!」というリアルさが押し寄せてくる感じでたまらんのです。 恋人と上がったり下がったり、抱き合ったりすれ違ったりがありつつ、そんな中でバイトに就活もありつつ、別れて友達っぽくなりつつ、それでも、ちょっと気になっていて、あぁ若い頃ってこうだよなぁ……などと思い出したりしてしまうのです。 出逢い、付き合い、別れて、出逢って、年が過ぎ…… それぞれの決断と受け止め方の表現と表情が、グッと胸に刺さる。 物語も感情も、描き方のリアリティがたまらない秀逸な作品です! ちなみに、僕は途中から出てくる環ちゃんがめちゃくちゃ好き……!! <この作品が好きなら……> ・2DK、Gペン、目覚まし時計。 https://manba.co.jp/boards/29148 ・ワンルームエンジェル https://manba.co.jp/boards/103037 ・その時の彼女が今の妻です https://manba.co.jp/boards/106104
※ネタバレを含むクチコミです。
わりとライトにちょっとエッチなかわいい女の子のイチャイチャを楽しみたいと思って読み始めたけどそういうんじゃなかった。 付き合うきっかけこそライトだったけど、知れば知るほど好きになればなるほどどんどん苦しくなる感じに思わず頭を掻きむしってしまった。 女同士という困難や葛藤、好奇や悪意ある視線、そういったものの上で生きてきたからこそ出来上がってしまった自分という鎧…などなど。わかるよ、と安易に言っていいかわからなくなってしまう。 自信なさげで無防備なみわにも、お調子者の鎧で本心を見せない冴子にもイライラしてモヤモヤして、でも嫌いになれなくて幸せになってほしいと強く思う。 恋なんて幸せなのは最初の浮かれてるときだけで、近づいて好きになって失いたくないなんて思っちゃうと苦しくて苦しくて仕方ないよなあ。でもそれすらも愛おしかったりするからタチが悪いんだよなあ。苦しいなあ。
最初こそLGBTならではの問題をしっかり描いていたもののいつの間にか彼女たちの周りのLな子たちの"普通"に慣れてしまい、いつの間にか冴子・みわに感情移入したりして、すごく深い恋愛マンガとして読んでしまっていた。 若かりしあの頃にあったなぁそういうの、っていうシーンが多々出てきてすごく巧いなーと関心しながら一心不乱に読んだらまだ5巻までしか出てなかった。 ハッピーエンドを迎えられるのだろうか、どういう形ならハッピーエンドなんだろうか、先輩後輩・バイト先・サークル内の曼荼羅に外から中から無意識にも悪意を持っても攻められる彼女たちのウブさにはLGBTなんて関係なく、ただ人としての「若さ」ですべて片付けられる。だがそこがいい。
あ〜〜〜、いい百合です………………。 となりのヤングジャンプで『空気人形と妹』を描いてらした、たみふる先生が放った巨石は人から語彙力を奪い去るレベルの、大変美味なる百合でした。 女子大生同士でサクッと付き合う所までは行き、物語は付き合ってからの話が中心となります。百合に限らず普通の恋愛モノでも付き合う所がゴールという作品が非常に多い中で、異彩を放っています。しかしながら、その付き合いたての人間の葛藤やそれを取り巻く周囲の描写が非常に秀逸なのです。 純粋にヒロインたちがかわいいだけでない魅力を持っているのも良いですし、会話や演出のテンポ・緩急も絶妙で実に気持ちよく読めてしまいます。 結論がどうなるかではなく、純粋にただただ過程を至福の時間として楽しめる傑作です。
今まで読んだことのある百合漫画の中でも確実に3本の指に入る(下手したら一番)濃密で素晴らしい恋愛漫画です。 大学1年生どうしで知り合い、一緒に軽音楽サークルに入り、酔った勢いのカミングアウトをきっかけに付き合い始めたふたり。周囲からの偏見や迫害に慎重になりながらも、そこは21世紀の若者というか思いのほかすんなり受け入れられ、それどころかサークルや学部内の多様な人間関係とも複雑に絡み合っていく恋愛群像劇へと発展していきます。 何がこの漫画面白いって、同性カップルに周囲がいちいち大騒ぎしないので、同性ならではの恋の悩みだけでなく異性カップルとも共通する諸問題やイチャラブをじっくり楽しめるところですね。とくに重大な事件が起きたりするわけでもないのに非常に内容が濃く感じられます。 街中で手を繋ぐのを恥ずかしがるみわ(黒髪・左)に対する冴子(右)のせりふ 「意外と誰も見てないって!それに、なんか思われたとしても、どーせ通りすがりの知らない人だし」は象徴的です。 あとやはり二人のキャラクターがとても魅力的なのが良いですね。両極端だけどどちらも可愛い。 音楽でつながった百合カップルというと『アフターアワーズ』を思い出します。あっちは百合カップルによるクラブイベ漫画、こっちは恋愛漫画、くらい違いますね。
恋愛ものとしての2人の空気感だけでも充分愛でられる作品なんだけど、大学やサークルの周囲の人間との関係性の中に自然に溶け込んでて、群像劇のような作品全体の雰囲気に魅力を感じる。遠くからずっと眺めてたい。 穿った見方かもしれないけど、同性愛を公言することに対する葛藤、性に対する温度差、そしていざ一夜を共にした時の距離の詰め方など、BLでは鉄板だけど女性同士の恋愛ではあまり扱われなかった気がする。そういう意味ではかなり女性目線を意識して描かれた作品なのかもしれない。 1巻まで読了。
楽しみにしていた「空気人形と妹」のたみふる先生の新作。 開いてすぐの2人の手がもう最高…やわらかそう 読みながらニヤつくのを止められない!! あとがきで作者は「自分の恋愛はうつくしくない…? そんなことない! OKOK!」と語っていますが、打算・すれ違い・本音といった、現実の恋愛の美しくない部分をこの作品は描いています。 だがそれがいい…! 恋愛の嫌な部分は、焼き魚でいう肝みたいな大事なところだったんですね。 OK、ぜんぜんあり。 百合に限らず、こういうリアルで生々しい恋をもっと読ませてほしい。自分たちになりに愛し合っている姿は、メチャクチャ美しいから。 (今のところ)1巻には2人に悪意を向けるような人物は出てこないので、安心して最高の恋を楽しんでください!!!
<ログライン> 大学生の女性カップルたちのお話。 <ここがオススメ!> ※ 百合描写&ベッドシーンが苦手な方にはオススメできません。 (ハードではない&必要以上には出てこないけれど) 百合カップルのお話なので一般的ではないかもしれない。 けれど、それでも、「うーん、学生恋愛ってこうよなー!!」というリアルさが押し寄せてくる感じでたまらんのです。 恋人と上がったり下がったり、抱き合ったりすれ違ったりがありつつ、そんな中でバイトに就活もありつつ、別れて友達っぽくなりつつ、それでも、ちょっと気になっていて、あぁ若い頃ってこうだよなぁ……などと思い出したりしてしまうのです。 出逢い、付き合い、別れて、出逢って、年が過ぎ…… それぞれの決断と受け止め方の表現と表情が、グッと胸に刺さる。 物語も感情も、描き方のリアリティがたまらない秀逸な作品です! ちなみに、僕は途中から出てくる環ちゃんがめちゃくちゃ好き……!! <この作品が好きなら……> ・2DK、Gペン、目覚まし時計。 https://manba.co.jp/boards/29148 ・ワンルームエンジェル https://manba.co.jp/boards/103037 ・その時の彼女が今の妻です https://manba.co.jp/boards/106104