※ネタバレを含むクチコミです。
鈴木有布子先生の作品を読むようになってそこそこの時間が経ちますが、どの作品も安心して読める、信頼感の置ける漫画家さんだと勝手に思っています。 本作はあらすじにもある通り、作家と年の離れた奥さんとの北海道での生活を綴った1巻完結の物語ですが、あとがきで鈴木先生が描いている通り、主人公の上條先生のネガティブさが物語をコミカルにしてくれています(最早卑屈と言っても良いくらい)。 日常の中での些事に疲れた時に、ふっと息を休めることが出来る。そんな柔らかさと優しさを持った作品です。
酔った勢いで婚姻届出しちゃうとか、主人公の危機感のなさとかが引っかかるところもありますが、素敵なグレイヘアの春原さんは文句なしにかっこいい…。相手が春原さんだったら出逢って0日入籍もアリかな。笑 あと、晴日が春原さんのことを好きだと気づく瞬間が自然で「あ、良いなこういうの」と思いました。 晴日が重機オペレータというのもこの漫画の面白いところだと思ってるので、2巻以降もっとその辺を掘り下げてくれると嬉しい。
まったくの赤の他人だった福永晴日と春原永人が、ノリと勢いで入籍して同居するという展開。晴日と永人は年齢も20歳離れており、仕事も完全に別業種です。最初のうちは噛み合わなかった2人が、同居生活の中でお互いを知っていきます。年上の永人が大ざっぱな晴日をさりげなく支える場面が素敵です。同居生活の細やかな描写もいい。凸凹カップルの背景が伝わってくる話も楽しくて読みごたえがありました。
日めくりカレンダーの「廻り暦」を手に入れて、1年毎日めくり続ければ最後に、希望する日にいける時間旅行の短編 結局色々謎が多いまま終わったが、第一話の「めぐり会い」みたいな短編すごい好き。 全く前情報とかなく、本屋で見かけて買ったけどよかった。
※ネタバレを含むクチコミです。