「一人じゃ何もできないんだから」そう言われ続けて育った須破茜は、高校進学をきっかけにシェアハウス「こもれび荘」で独り立ちを決意。しかし入居当日、茜を待ち構えていたのは、住人の頭に笑顔で水をかける管理人・可成屋斎の姿で!? 元小説家、少女漫画家(と、その彼氏)、生傷の絶えない大学生と個性豊かなメンバーに囲まれ、茜の新生活がスタートする――…!
高2の二学期、オレのクラスに転校してきた山内は、見た目は普通だけどちょっと無口な奴。早くクラスに馴染んで欲しくて声をかけたけど、反応はイマイチでなんかうまくいかない。そんなもんかな…なんて思ってたのに、ふとした瞬間に見せた山内の笑顔が頭から離れなくて…。ねえ、山内はどうしたら笑ってくれるの?
「逃げ場なんてない」そう言い放つ小池を受け止めたのは、「オレのとこ来てもいいよ」という大鳥のたった一言。愛し方も愛され方も知らない小池に、大鳥はぬくもりを教えていく。はじめは戸惑っていた小池も、だんだん大鳥の隣にいたいと思うようになり――。