望まない逆玉の輿結婚で過去の恋に未練が残る男・林幹彦。彼が訪れたのはかつて恋人と心中しようとした湖だった。そこで彼は死んだと思っていたかつての恋人・紀美子と再会を果たした。幹彦は紀美子に何を語るのか……。衝撃の結末をお見逃しなく!!
ある日由美子は自分の娘である奈保を捨てようと都内を歩き回っていた。身勝手な夫に捨てられ娘と残された由美子は新しい恋を始めるため、娘の奈保が邪魔になったのだ。由美子が自分の手を握ったままついてくる奈保をどうしても捨てることができずにいると、電車の中で若い女が赤ちゃんを由美子に突き付けて降りて行ったのだった……!!
写真週刊誌ザ・スカイエースの編集者・穂積裕希子は半年前までは、仕事にも愛にも恵まれ幸せに暮らしていた。恋人の永倉正也はプロの戦場カメラマン。ある日、裕希子のもとに電話がかかってきた。「永倉正也はあんたの父の死に関係している」と……。裕希子の父は6歳の時に事故で死んでいた。あれは事故じゃない⁉父の死の真相はいったい!?
智美は「神保商会」のオーナーである神保公司とお見合いし結婚した、過去の傷を心に残したまま……。お見合いからの結婚で互いをよく知らないまま月日が流れた。夫の趣味についても深く聞くことができない智美。このまま私の人生終わるのかな……。そんなある日夫の会社の経理のものから、夫が脅されて金をゆすられてることを聞かされる。夫のことを何も知らない智美はさらに不安が募っていき……。
由紀子の兄・川岸保とその妻・亮子がある渓谷で死んだ。兄夫婦の不審な事故死に困惑が止まらない由紀子は警察に何度も再調査を掛け合った。警察の調査の結果、幼馴染で人気俳優の香西賢が事件にかかわっているとか……。この事件の真相はいったい!?
置鮎衣子は先輩の高沢吾一と愛し合っていた。吾一はホテルオーナーの息子に生まれながら、自らは別の道をしミステリー作家を目指し様々な体験を積んでいた。そんな彼が殺人事件にかかわっているかもしれないという連絡が……。愛し合う二人の運命と事件の真相はいかに!?
兄夫婦の愛の深さを信じていた由紀子は、義姉が兄を崖から突き落とし、自分も車ごと崖下にダイブしたことを知り、ショックを受ける。二人が亡くなる前にドライブインで口論していたと警察から知らされ、さらにその口論の内容が、誰かの身分違いの恋の話だったと聞いた由紀子。由紀子は、自分と恋人の有名俳優、香西のことだったのではと考え、二人の死の真相を探るが…。
久里城観光オーナー夫人のいづみは、TVのニュースを見て目を見張る。3年前、4億という大金を横領した犯人たちが、山口会計士に罪をなすりつけ、幼い2歳の千由紀もろとも殺害した事件だった。いづみは、孤独だった自分に優しくしてくれた山口一家の冤罪を晴らすため、冷酷無比な事故処理屋の星名に真犯人探しを依頼していたのだが…。
地方の短大を卒業し、東京の小さな出版社に就職した20歳のみゆきは、姉の小夜子に同居を拒まれ、アパート代は出すから別々に暮らそうと冷たく告げられる。その小夜子はコールガールで何不自由ない贅沢な暮らしを楽しんでいた。価値観をほんの少し変えるだけで美味しい生活ができると言う小夜子だが、ある日、その小夜子が変死体で発見され…。
8年前、愛する紀美子との結婚を親や周囲から反対された幹彦は、彼女と心中するため湖へ。だが、大量の薬を飲むために必要な水を幹彦が探しに行っている間に紀美子は行方不明に。そして8年後、家族と共に思い出の湖へやって来た幹彦の前に現れたのは、死んだと思っていた紀美子だった。彼女が幹彦の前に現れた理由とは…!?
愛猫を殺害され、ペットロスになった過去をもつ若く美しい新進小説家の弓子が新人文学賞を受賞。その内容は愛する恋人と死別した女性が、恋人を忘れられず苦しむ様が書かれていた。弓子は、小説は夫以外の者との実体験だと言い、口にはしないが未だにその彼を忘れられずにいた。だが、そんな弓子に謎の電話がかかってきて…。
23歳のOL、麻沙美は、恋人の英明と26歳でホステスの姉、志保子との仲を疑うが、華やかで頭が良く、男を手玉にとる才能がある姉とは勝負にならないと思う。ある夜、姉のマンションに向かう途中、そこから走って出て来た英明を見て、二人の仲を確信。そして姉の部屋に入った麻沙美は鈴蘭の匂いがかすかにする中、姉の遺体を発見する!!
21歳の大学生・満末子は、深夜の電話で目が覚める。電話口から聞こえてきたのは、数年前に家出して音信不通だった姉・可奈江の助けを求める声だった。恋人の忠也と共に姉が言っていたマンションへと向かうが、二人がそこで見たのは、むごたらしく殺されている姉の変死体だった…。
20歳の美由紀が、身分不相応な箱根のリゾートホテルへ毎年避暑に訪れるのは、姉の真美を探すため。たった一人の肉親である美由紀を養うためにホステスをしていた真美は、3年前、そのリゾートホテルに宿泊し、散歩に行くと裏山に入ったきり行方不明になっていた。真美が、美由紀たちに内緒でリゾートホテルに来ていた理由とは!?
東京ロイヤルホテルのオーナー・前川と、燈子の夫・久住は業界では有名なライバル同士。二人とも一代で成り上がり、大ホテルのオーナーとして君臨していた。その二人が争い続けてきた本当の理由とは!? 久住を始め、次々と起こる連続殺人事件。そして燈子が突き止めた醜い争いの裏に隠された真実と殺人の真犯人とは…!?
胸をナイフで刺されて血まみれになった若い外国人男性が、高層ビルのエレベーターで死亡した。一方、ニューヨーク東ハーレムのアパートで暮らす女流カメラマンの雪子のもとに、突然、東京の警察から電話がかかってくる。警察は、日本で殺害されたジョニーという黒人青年のノートに、雪子の名前と電話番号があったと言い…。
青ヶ沼で男にレイプされそうになった亜美は、間一髪のところで逃げ出すことに成功する。だが、逃げる途中に偶然見つけたペンダントの側で、若い女性の変死体を発見してしまう。思わずペンダントを持ち帰ってしまった亜美だが、亜美はペンダントに彫られた模様になぜか見覚えがあった…。そして、その模様は世界神秘学会のシンボルマークであり、学会は黒魔術の秘密結社だということがわかり!?
DV夫と離婚し、エリート社員の森貴からプロポーズされた由美子は、娘の奈保を捨てる決意をし、一日中街を歩き回る。娘は別れた夫が扶養していると嘘を吐き、森貴との結婚を夢見る由美子にとって、奈保はジャマな存在だった…。しかし、とうとう終電になるまで奈保を捨てることができなかった由美子は、電車内で思いもよらぬ出来事に遭遇し!?
女性との接点はSEXだけ…。幼いころ、母親から虐待され続けた香取俊一は、28歳になった今でも、女性に対して心を開けずにいた。一方、弟の手術代のために体を売る決心をした、美しく可憐な若い女性。彼女の初めての売春相手は、偶然にも香取だった。女性を信じられない男と、お金のために体を売る女性との泥まみれの純愛ストーリー!
写真週刊誌編集者で23歳の裕希子は、戦場カメラマンの永倉との愛を育み、愛と仕事に恵まれて最高に幸せだった。しかし、6歳の時に目の前で父を亡くすとう辛い過去を持つ裕希子は、危険な仕事に命を懸ける永倉もいつか失ってしまうのではないかと、日々不安にさいなまれ…。
25歳の燿子は、娘・紀子の誕生日に驚愕の事実を知ってしまう。夫の浩一には若く美しい女性がいて、浩一はその女性の肉体を貧っているということ。見合い結婚だが、それなりに愛し合っていたと思っていた燿子。だが、毎週金曜日は残業で夜遅くに帰宅しているはずの浩一が、実は残業などしていないことがわかってしまう。そんな彼が突然、失踪。そして驚くべき事実が!!
愛する大学の先輩、高沢吾一とロマンあふれる銀河鉄道に乗ることを夢見る置鮎衣子。ある時、東北の森の中で、水沢晴子という東京のOLの他殺死体が発見され、死体のそばに吾一の名刺が落ちていたという。吾一が銀河鉄道X号に乗ることも、その吾一に好意を寄せる村岡琴枝が同乗することも知っていた衣子は、琴枝ではない女性との繋がりに困惑し…。
夫が出張した夜は、過去に二度遭ったレイプが重なったおぞましい夢を見る、老舗宝石店オーナーの妻・栄子。二度のレイプのうち、二度目の相手は今の夫であり、その時の傷が原因で子供のできない体になってしまった栄子。そして、それを知った頃から夫が変わってしまい、3年前、とうとう夫に女が出来たことを知った栄子は…。
雑誌に載っていたラブホテル街の朝帰り特集の中に、妻の真紀子が写っている写真を見て驚く小説家の夫、正志。その写真には、隣のマンション工事に来ていた井田という青年も離れた場所に写っていた。井田が妻の不倫相手を知っていると考える夫だが、その井田が他殺死体となって発見される。不倫発見を恐れた妻の仕業なのか!?