年上の男性への恋の形とは?『さよならバイバイ、大好きだったよ。』世紀末インタビュー | ダ・ヴィンチWebddnavi.comツイッターに投稿したマンガが熱い支持を集め、デビュー単行本『殺さない彼と死なない彼女』で爆発的人気を獲得した世紀末さん。3月に発売した第2作『さよならバイバイ、大好きだったよ。』も大きな話題を呼んでいる。主人公は、先生に片想いする女子高生。…
“いま最も泣ける映画”『殺さない彼と死なない彼女』公開! 恒松祐里×堀田真由×箭内夢菜×ゆうたろうが思う、本作の魅力 | ダ・ヴィンチWebddnavi.com11月15日(金)に待望の実写映画が公開された『殺さない彼と死なない彼女』。同名タイトルの原作はTwitter発のマンガ家・世紀末さんのデビュー作であり、「いま最も泣ける4コママンガ」と、若者を中心に爆発的な人気を集めている。 メインストーリーを飾るの…
映画化もされた『殺さない彼と死なない彼女』の世紀末さんが、新たに描く男女のお話です。 最初は、ひたすらゆるいカップルがいちゃいちゃしている4コマなのかな? と思いました。お互いに相手のことを無限に「かわいい」「かっこいい」と言い合う、仲睦まじいきょーちゃんとミカコさん。日常の些細なことを楽しんだり、煩わしく思うことも世界でたったひとりの相手がいれば何でもなくなってしまったり。 代え難い、ただひとりの相手。ずっと一緒にいたいと思える相手。でも、そんな最愛の人がある日突然世界からいなくなってしまったら。 誰しもいつ何が起こるかわからないものだとわかってはいても、実際にそういうことが起きてしまった時には人はどうしようもなくなります。受け入れるのにどうしたって時間はかかるし、一生受け入れられないままかもしれません。 どこにでもありふれたふたりのカップルのやり取りは、ひとつの出来事を境にまったく意味を変え見え方を変えてしまいます。ただ、少なくとも心から自分の幸せと笑顔を願ってくれた相手と他愛もない時間を過ごすことができたという事実は永遠に残ります。 どうでもいいようなこと、明日には忘れているようなことのひとつひとつの欠片が何よりも貴くてかけがけのないものであるということを、改めて示してくれているようです。 今なら当たり前にできることが、いつか当たり前にできなくなってしまう。当たり前ではなくなってしまう。そうなる前に今できることをひとつひとつ大事にして、何でもないことを大切にして生きていきたいと思わせられる物語でした。