「死」や「喪失」は避けられない。それでも「人」は生きていく──。医療・福祉などの公共空間で、宗教の枠を超え心のケアを担う専門職。「臨床宗教師」になるまでの軌跡 住職の妻として日々奮闘していた著者だったが、ある日息子が突然の病にかかる。その渦中の孤独と苦しみから、「臨床宗教師」の研修を受けることを決意する。──でも、人の悲嘆に向き合うことは、想像以上に難しく、自分自身の弱さや問題にも向き合うことになり……。 目の前の誰かの「大切な思い」に全力で寄り添える存在でありたい。スピリチュアルケアの現場を描くコミックエッセイ。
小さい頃から仏教的なものに、なぜか憧れてきた著者は、お寺の生まれでもなんでもないのに、同じくお寺の生まれでもなんでもない、1人のお坊さんと出会い、檀家ゼロからどこの宗教にも属さないお寺「みんなの寺」を開山しました。お寺のお仕事をこなしながらも、仏教に恋い焦がれる気持ちはおさまらず、理解ある夫に後押しされ、ひとりミャンマーに旅立ちます。ミャンマーは瞑想修行の本場。日本の大乗仏教とは少し違って、ブッダの教えそのままの原始的な上座部仏教を信じている国。そこで、著者は髪を剃り、尼さんとなって修行をすることにいたしました。しかし、瞑想は精神的な作業。なかなか一筋縄ではいきません。迷いが生じて行く中で、生涯の師と呼べる人との出会いがありました。それでも、その師からの教え、そして自らの修行を通して、見えてきたものがありました。とても尊いもので.........。仏教に恋こがれ、女ひとりでミャンマーへ!そこで手に入れたのは、ブッダが教えてくれた「幸せに生きる」ためのヒント。