飯干 晃一(いいぼし こういち、1924年6月2日 - 1996年3月2日)は、日本の作家。元読売新聞社会部記者。大阪府出身。飯干恵子(現:飯星景子)は娘。 旧制大阪府立高津中学校卒業後、旧制第七高等学校卒業、1950年京都大学法学部卒業。
白昼の惨劇! 暴力団・吉備組会長が百貨店の入り口で男に撃たれ即死した。犯人は吉備組と目下抗争中の槌田組の者に間違いない。すぐさま大阪府警本部は捜査網を敷き、事件後二ヶ月の間に槌田組の襲撃班である二人を殺人の共同正犯として捕らえ、槌田組幹部一名ほか四人を殺人教唆・殺人予備などの罪で逮捕、さらに殺された吉備兼造の護衛、鶴見を殺人未遂・拳銃不法所持で同様に逮捕して、この組長射殺事件は一応の落ち着きを見た。しかし、二つの組はこのような抗争事件を繰り返しており、この件の報復でさらに抗争が激化すると見た大阪府警は両組の監視を強化した。しかし……!
人生は力だ。そして闘争だ。俺は必ず日本の首領になるのだ!!中島組総帥・佐倉一誠の叫びを合図に、冷酷非情なやくざの大抗争が日本列島を吹き荒れる!!