「この単行本の初刊行によって、 ようやく日本マンガ史に開いた大きな空白が ほぼ半世紀ぶりに埋められることになります。これは大きな事件です」 (中条省平、宮谷一彦『ライクアローリングストーン』帯より) ふたりの女性 そして まんがと革命の時代—— 激動の60年代末から70年代にかけて、凄まじいスピードで時代を駆け抜けていった 〈伝説の漫画家〉宮谷一彦。 氏の代表作『ライク ア ローリング ストーン』が、雑誌(『COM』)発表から約半世紀の時を超えて、 初単行本化!
銃声飛び交う狂騒の時代を生き抜く男がいた。娘と国、そして己の未来の為、闘う男が行き着く先はー…。執念と美意識から生まれる圧倒的筆致。見る者すべてを魅了した『虎の娘』未発表作が電子版フルカラーにて復活!
銃声飛び交う狂騒の時代を生き抜く男がいた。 娘と国、そして己の未来の為、闘う男が行き着く先はー…。 執念と美意識から生まれる圧倒的筆致。 見る者すべてを魅了した『虎の娘』未発表作が40年の時を超え復活!(ヤングキングアワーズ2021年8月号)
開拓村の無垢な少年は、幽閉された老婆、奏楽堂の建立に執心する男と関係を持つことで、徐々に汚れて行く…。ある日、彼らとの逢瀬を続ける少年の前に、突如疎開して来た少女が登場し…!?今もなおカリスマ的人気を誇る宮谷が、圧倒的世界観と緻密な作画で送る円熟期の傑作、待望の電子化!!
昭和20年、満州から祖国への道は、まさしく離れて遠き何百里だった。飢餓と危険におおわれた逃避行に、少年は生存の適応力を身につけ、暗い瞳を虚空にむすび身体を震えさせた。昭和34年、武居捨郎と名付けられた少年はボクサーとなっていた…。虐げられた男たちによる敗者復活戦。そのゴングは鳴った。天才劇画家・宮谷一彦によるエロスと暴力の讃歌、もしくは日本近代文学へのひとつの返答!「肉弾人生嫁賣ジャイアンツ篇」併録。
…この連作劇画は…現代の冒険者たち…の物語である。冒険とは、危険をおかして行なうことであり、時にはヒューマンであり、また犯罪的なこともある。そして、冒険という言葉の意味に成功という結果は含まれていない…
報復の怨念が、女をさらに妖しく、美しくする。常識を超えた超人的な運動能力を身にした彼女は、今まさに魔界の人魚!!原子力発電所建設をめぐる陰謀に家族と夫を殺された女は、夫の霊前に捧げる生贄を求め海中から飛翔する。