代々お国のためスパイ家業を営むノルマン家の三男ミシェル。そして代々ノルマンに仕えていたルノ一族のココ。実はルノ一族はノルマン家の影の掃除屋として暗躍する裏の顔があった。二人が結婚し、はれて夫婦となるが、ミシェルはココを家政婦のように接する。はじめは、うわべだけの結婚だったのに段々とココに惹かれていくミシェルだが、ココの正体には気づいていなくて――。
身寄りのないヨハンと共に暮らすことになったロベルト。はじめはあまり歓迎していなかったロベルトだが一緒に過ごすうちに、いつしかヨハンのいない生活が考えられなくなる。そんな中、ヨハンが「悪魔の手」の持ち主だとわかり二人をとりまく環境は一変する――。