そんな話。 普段は美食評論家?で味の欠点に辛辣なコメントをしているのだが、そんな日々に疲れて、気ままに飲み食いできる立ち飲み屋を楽しむ流れ。 『コンビニお嬢様』(これもおすすめ!)と同じ作者さんなので、コンビニ=立ち飲みになった感じ。 立ち飲み屋の振る舞い方や、食事のうんちくなんかが出てくるけど、それ以上にコミュ障による対人関係の葛藤(隣の人に声かけていいか悩むとか)が凛としたお嬢様とのギャップも相まって面白い。 個人的に、何より食事の表現が面白い。 だし巻き卵をお布団系と表現したのがツボでした。(添付) 絶妙にわかる感じが良いです。 お酒弱い人間なので座れない立ち飲みとか、正気の沙汰ではないのですが、本作の気兼ねない感じは楽しそうでいいなぁと思いました。
新シリーズはご令嬢×立ち飲み 実在のお店紹介ではありませんが、雰囲気の良いお店には良い人が集まるもの。 立ち飲み屋にも行ってみたくなりますね。立ち飲み屋に入るのはさすがに敷居が高いこともあるのでタイアップでこの本を持参でサービスとかある店ならぜひ行ってみたいです。 リンゴちゃんのような他のお客との出会いや30年煮汁継ぎ足してる牛すじ煮込みの店の発見みたいなのは、飲み屋巡りの醍醐味ですよね~ ご令嬢も楽しめるのだから一度は行きたい立ち飲み。 美子さんみたいに一人で飛び込む勇気はないけど、誰かと一緒なら行ってみたい。
「立ち飲みご令嬢」は、美味しそうな立ち飲み屋のメニューと雰囲気がページから伝わってくる、お腹もすくし飲みにも行きたくなる作品。 料理の紹介とお酒の描写、飲み屋における人間模様の比率もちょうどよい。 立ち飲み屋を疑似体験している気持ちになれる。 これまで読んできた「酒飲みマンガ」と違うのは、主人公がご令嬢という点。 息抜きに入った居酒屋がたまたま立ち飲み屋で、以来、自分を知る人がいない環境での美味しい食事(とお酒)にはまっているという。 ご令嬢なので「乾杯あそばせ」という、野蛮さなどない乾杯ワードが、主に物語の締めに使われる。 「ごきげん酔う」は音声だと伝わらない可能性があるので、ご令嬢ごっこをしたいなら「乾杯あそばせ」だろう。 さて。お酒をテーマにしたマンガはやっぱりおもしろい率が高い。 そして完結でなく連載中の好きなマンガが増えて嬉しい。
お嬢さまは想像上の生きものなので、浮世離れしてればしてるほどよいです。知的なのにアホで思い込み激しい感じがとってもお嬢さまでよいです。 良家のご令嬢・翠里はコンビニグルメが大好き。でも周囲にバレてはいけませんわ〜!ということで変装してコンビニ食材を購入し、クラスメイトに見つからないように帰宅し……という余計なことをしています。 肝心のコンビニ食材もそのまま食べたらいいのでは?と思うものをアレンジしてお行儀よく食べています。 このお嬢さま感にほっこりしちゃうんですよね。 コンビニのアレンジレシピって大抵そのまま食べた方がいいんじゃね?というものが多い気がしますが、やってるのがお嬢さまだと思うと微笑ましいです。 お嬢さまとギャルは何やってもいい。
主人公・兎月翠緑は自他共に認める良家のお嬢様。 しかし彼女はコンビニ・フードに心を奪われている。 しかし周りにも家族にも、それを知られるわけにはいかない。 なぜなら自分は伝統ある良家のお嬢様だから。 なので彼女は人知れぬ・知られてはならぬ苦労をしながら コンビニに通い、さらに手に入れたものを 自分流にアレンジして口福を味わうのであった・・ お嬢様なのにコンビニを愛してやまない女子高生の コンビニ商品のアレンジ・グルメ漫画・・ ・・・・・第一巻しか読んでいないが、 とりあえず読んで感じた印象は、そんな感じだった。 面白いし、凄く美味しそうな料理も出てくる。 あんかけ肉マンとか。 だけれども・・・ 色々とスベッテイルなあ、ともアチコチに感じた。 「コンビニお嬢さま」と言われても、 イマドキお嬢様って、そんなのいるの、という思いとか、 いたとしてもコンビニにお嬢様がいたからどうなのよ、 という疑問とか、 高貴な方?のカン違いコントなら、お笑いコンビの 「髭男爵」さんのほうが判り易いし面白い、などとも感じて、 いまいち素直に楽しめなかった、というか。 むしろ、こういう設定にするならば、いっそ、 「私のような高貴な人間が、コンビニのような 下賎の民の使う店に行っているとか 世間にバレるわけには行きませんのことですのよ!」 みたいに突き抜けてくれればもっと素直に笑えるのだが、 お嬢様を高貴だとする程度も、 コンビニを下賎だと決め付ける程度も、 ともになんか中途半端な感じで笑いきれないなあ、とか。 最初に読んだときはそう感じたりもした。 で、改めて読み直して気がついた。 あれ、そういう漫画ではなかったのかも、と。 主人公はお嬢様という設定なんだけれど、それは 金持ちブルジョア贅沢三昧に育てられたなお嬢様、 という設定じゃないみたい。 どうやら 質素倹約こそ日本の美、 コンビニなんて軽佻浮薄な存在に心惹かれるとは何事! という家で粗食で育ったお嬢様が、 という設定だったみたい。 そうだというなら、全然、話の見方・感じ方は変わる。 お嬢様、コンビニ、それぞれをリスペクトした、 そういうスタンスっていいな、と感じて 素直に楽しめる漫画だったのかも、と。 けして正統派和風お嬢様を皮肉るわけでもなく、 けしてコンビニを無理に下賎な存在とするわけでもなく、 質素を美徳とする正統派お嬢様が、 たかがチェーン店と思われがちなコンビニの中に 正しく価値を見出し、魅力を更に増幅する、 という両方向にハッピーな漫画、と感じられるなあ、と。 だから思う、 お嬢様って題名ではなく、大和撫子(なでしこ)とかに しておいたら、読者にはわかりやすくて 受け入れられたんじゃないかな、と。 ああだからこそ、いざ料理となれば わざわざ和服に着替えてタスキ掛けをするんだ、 まさに正統派大和撫子じゃないか、と合点がいく。 それなのにこの漫画、主人公が質素倹約系のお嬢様だということが アピール不足で読者には伝わりきれていないのでは、 と思った。自分は最初にそう感じたから。 まあ万札はたいて交通費をかけてコンビニを周るとか、 質素倹約とは反する部分もあったりしましたが(笑)。 自分がカン違いしているとか過大評価しているとか、 ちゃんと読者の大半には伝わっているよ、とか、 そうなのかもしれないが、 そうでないなら凄くモッタイナイな、と思った。
刀と霊獣を操る二人の高校生が京都で出会い、人に取り付く霊蟲を退治するアクションと、存在感のあるコメディ両方あり、非常に読みやすい。出町ふたばに豆大福を買いに行くくだりとか、京都好きにはおなじみのネタもあり。 転校が多く、人との深い関わりを諦めていた主人公・ゆたかがとにかく平和に暮らしたいという強い気持ちにより上位霊である霊獣を操ってしまうシーンが良かった。
そんな話。 普段は美食評論家?で味の欠点に辛辣なコメントをしているのだが、そんな日々に疲れて、気ままに飲み食いできる立ち飲み屋を楽しむ流れ。 『コンビニお嬢様』(これもおすすめ!)と同じ作者さんなので、コンビニ=立ち飲みになった感じ。 立ち飲み屋の振る舞い方や、食事のうんちくなんかが出てくるけど、それ以上にコミュ障による対人関係の葛藤(隣の人に声かけていいか悩むとか)が凛としたお嬢様とのギャップも相まって面白い。 個人的に、何より食事の表現が面白い。 だし巻き卵をお布団系と表現したのがツボでした。(添付) 絶妙にわかる感じが良いです。 お酒弱い人間なので座れない立ち飲みとか、正気の沙汰ではないのですが、本作の気兼ねない感じは楽しそうでいいなぁと思いました。