全体的にテンションがちょうどいい。高くもなく、低くもなく。ハラハラドキドキは無いけどうきうきワクワクはある。ほんわか日常系というより、なごみ系SF。 なにより自分を夢中にさせたのは、最後に載ってる「小さい犬」のチワワのポロ。とにかく可愛い。ちょっと高橋留美子先生が描きそうな妖怪っぽさがあるんだけど、気の強いチワワってほんとこんな感じ。
美味しいものは美味しい!そうでもないものにはそうでもない反応をする(なら美味しくなるにはどうするかを考える)、とても等身大で親近感がわくエッセイでした。今まで読んだ食エッセイ漫画の中でいちばん好きかもしれません。 大げさに表情だけで美味しさを表現する漫画よりも、リアルな生活感が伝わってきて好印象です。 スケラッコさんは「自分で作る」ことにこだわりがあるようで、食べたいと思った時に食べたいのもを作る!という率直な行動は憧れるのですが、ブリトーやピザを生地から自作したり、小豆を炊いてあんこを作ったりとなかなか真似するにはハードル高いぞというものもあります。 ただコンビニのブリトーにハマってた時期は自分にもあったので、一話目から共感指数がすごい高かった。笑 料理という行為が、必要に迫られてするものではなく自分の欲を満たす手段というか、好きな時に好きなものを…という気持ちの良い素直さの先にあるんだなと読んでて思いました。自分は特に、料理は年に数回しかしないもののストレス発散になるのですが、この漫画を読んでいると自分は料理してないのになんだかストレスが軽くなるような気がします。 あくまでも姿をしょうゆさしで描いているだけなので、手巻き寿司の回で醤油を忘れてしまい、買いに行っている姿は矛盾してるんだかしてないんだかわからず、シュールでした。
タイトルのとおり、主人公の稲生平太郎には怖いものがない。くせ毛で愛想なし、お好み焼きの腕は一流の、少し変わった16歳の少年である。 とある出来事をきっかけに身の回りで怪異が起きはじめ、仕事や睡眠の邪魔をされるが、何をするでもなく平然とお好み焼き屋を営む毎日。 しかし、そんな平太郎の心を唯一ざわつかせる存在がいて、それが恋人?のゴンちゃんとゴンちゃんに一目惚れした長倉くんなのだけど、なぜこんなにも心がざわつくのか、平太郎には理解することが出来ない。 そして話が進むにつれて「怖いものはない」という軸が少しずつブレてゆき、このタイトルがあるからこその最高のラストを迎える。 たぶんひと夏の出来事を描いているので、夏に読むのがぴったりかと。あとめちゃくちゃお好み焼き食べたくなる。
※ネタバレを含むクチコミです。
どれも面白かった。個人的には普段は気に留めてない、あるいはふと疑問に思うけど深くは探らないシステムの裏側を想像させるような話が印象に残っている。 10年間クリスマスケーキを売り続ける人、学校給食に熱意を燃やす人、きっとこういう人達がいるんだろうな(いて欲しい)と思わせてくれて、読んだ後に少しだけ世界が違って見えてくる。 全編通して散りばめられた神話的な要素に、科学的な解釈とはまた違った物語世界の豊かさがある。
ずっとお盆だけど毎日ちょっと違う おしょらいさんがちょっとかわいい 絵とかも独特で、ちょっとほっこりする話とかも好き
全体的にテンションがちょうどいい。高くもなく、低くもなく。ハラハラドキドキは無いけどうきうきワクワクはある。ほんわか日常系というより、なごみ系SF。 なにより自分を夢中にさせたのは、最後に載ってる「小さい犬」のチワワのポロ。とにかく可愛い。ちょっと高橋留美子先生が描きそうな妖怪っぽさがあるんだけど、気の強いチワワってほんとこんな感じ。