新刊で「膵臓がこわれたら、すこし生きやすくなりました」が出ていたのでそれの前提になってそうなこちらを先に読んだ。 アル中ではない?のかもしれないんだけど、膵炎(&脂肪肝)になってめちゃ苦しむノンフィクションのエッセイ。 入院や退院後を含む闘病記的なものなのだが、精神状態やボロボロになっていく様が正にタイトル通り。とてもツラい。 途中、卯月妙子さんとのやり取りで励まされるシーンがあり、「人間仮免中」から卯月妙子作品を読んでいた自分としては色々な記憶がフラッシュバックした。そして一気に永田カビさんが心配になった。ヤバさのリアルが伝わってくる。 ※卯月妙子作品は読む人を相当選ぶのでマジでご注意 最新刊の「膵臓が〜」は本作や、なんだったら「さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ」から読んで永田カビさんを知ってから読むとなお良いのではないかなと思います。
作者のファンなので読みました。 結婚式に憧れてひとりウエディングフォトを撮るところから始まるエッセイ。 「ハードルなどなかった」と気づくシーンが1番好きです。
人が普段おいしそうに食べているモノは、摂食障害の人にはこう見えている、というのをレポートする斬新すぎるグルメ漫画。 摂食障害とひとことでいっても種類や症状はさまざまで、摂食障害の正解が描かれているわけではないけれど、著者にとって食事は「心の穴を埋める」(そのあと吐く)というのが目的のひとつにあるようです。その際、低コストで効率よく心の穴を埋めてくれる食材が、いわゆるコンビニに売ってるコロッケやハッシュドポテト等の「油を吸った芋」なんだそう。 著者いわく、油を吸った芋にしか受け止められない気持ちというものが存在するらしい。自分にも、とにかく油を摂取したい欲求に駆られる時はあるけど、それとはまた違う話なんだろうな。
作者の「一人交換日記」のファンです。エッセイとして読み応えがあって面白いのですが、初めて外出許可がおりたシーンで筆者の顔が「ねじ式」になっていたのがいちばんツボでした。
面白いですね、早く単行本にしてほしい! この人思ったことをそのまま言語化して漫画にしてしまう稀有な天才だと思っています。自分が考えていることをそのまま紙にかけちゃう。 すごい大胆なことをするのに人間が怖い!となっちゃう作者になんか好きだなと思ってしまいます。共感してしまいます。 誰でも人間は他人が怖いので! この一人で悩まれてたり試行錯誤したりされてるとこが、共感したり(または しなかったり)するのでこれはいいエッセイ本だと思います!
第3号に掲載されている市丸いろはさんの「あえぎ声」という作品が気になったので読んでみました。主人公の女子小学生が親のあえぎ声を聞いたことから始まる性の目覚めがテーマの話でとても面白かったです。自分の思い出とリンクするようなところもあったように感じました。市丸さんの漫画の上手さがすごくて一つの作品として面白かったので「女性作家が描く性的漫画表現」としてはあまり意識しませんでした。短編集などを出す機会があればぜひ収録していただきたいです。他に収録されていた作品ではクロキケイコさんの「禁忌の宝石」の第1話と、窓ハルカさんの「JKの舟歌」が好きでした。男性ならではの性表現っていうのは確実にあるので、女性が描く性表現も発展していくといいなと思います。これオススメだよって作品があれば教えていただきたいです。
webアクションでなかなか読みごたえのあるエッセイ漫画が始まったな…と思い感想書きました。あらすじにそうあったのでメンヘラと書きましたが…実は永田さんの漫画は読んだことがないわたくしです。 いきなり1人ウエディングフォトを撮って後悔するというはなしから始まってて笑ってしましました。 ちなみに永田さんファンの方いらしたら、レズ風俗、一人交換日記など既刊をどれか読んでみたいですがおすすめあったら教えて下さい。
膵炎超怖いですね!!!! 好きなもの食べられなくなるのとか悲しい。 自分もお酒が好きなので、健康診断にでも行こうかなと思いました。
カビさんとても苦しそうだけど、こんなにも赤裸々に、自分の弱さや罪の意識、苦しみをさらけ出しているところがすごい。 試行錯誤している姿は、たくましくて、絵の効果もあってか、おもしろく読ませてもらった。 「ねじ式っぽい状態」には笑ってしまった。 イメージの可視化がユーモアに溢れていて、カビさんのサービス精神を感じた。 自分も覚えのある不安の所在はこんなかんじだったのかと、共感するところもあった。 カビさんが考える「愛」や「さみしさ」に触れられる機会が訪れるのを楽しみにしています。
この人最近どうしてるのかなと思っていたらまた本出されてたので読みました。 自分のこと赤裸々に書かれてるんだけどそれが数割マシで面白い! アル中なんとかしろよとは思いますが、膵臓は人それぞれでアルコールに負けちゃう体質の人もいるのでそんなに飲まれてない気もします。(適当に憶測ですが) こうなってくるとボロボロになればなるほど面白いですね…適度に健康体でいてほしくはありますが、また次のノンフィクションエッセイ楽しみだなとも思ってしまい…! 人間としてダメダメなのに好きでたまりません…
新刊で「膵臓がこわれたら、すこし生きやすくなりました」が出ていたのでそれの前提になってそうなこちらを先に読んだ。 アル中ではない?のかもしれないんだけど、膵炎(&脂肪肝)になってめちゃ苦しむノンフィクションのエッセイ。 入院や退院後を含む闘病記的なものなのだが、精神状態やボロボロになっていく様が正にタイトル通り。とてもツラい。 途中、卯月妙子さんとのやり取りで励まされるシーンがあり、「人間仮免中」から卯月妙子作品を読んでいた自分としては色々な記憶がフラッシュバックした。そして一気に永田カビさんが心配になった。ヤバさのリアルが伝わってくる。 ※卯月妙子作品は読む人を相当選ぶのでマジでご注意 最新刊の「膵臓が〜」は本作や、なんだったら「さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ」から読んで永田カビさんを知ってから読むとなお良いのではないかなと思います。