重犯罪特捜班・班長の神山はここの所、「危機迫る表情で銃を乱射する血塗れの自分」が登場する悪夢を繰り返し見ていて顔色も優れない状態だった。しかし、そんな中でも事件は発生し神山は重犯罪特捜班・班長として現場に向かう。到着すると、緊迫状態で犯人は「二時間以内に逃走用ヘリと一億円。それが出来なければ人質を一人ずつ殺す」という。だが、すでにリミットまであと10分…すると、犯人への発砲命令の連絡が神山に届きスコープを覗き込むと…犯人の顔は自分と同じ顔そして危機迫る表情! あの悪夢の自分そのものだった! その事件解決後も自分の顔と同じ顔の悪夢は続き…! 重犯罪特捜班・班長の神山のアクションバイオレンス作品!!
「生き抜くためには俺は何だってやるさ」。弓月マリ子は、中小企業ながら次々と新商品がヒットし売れ行き好調の『グローバル電業』で社長秘書をしている。時間にルーズで、三食ファーストフードで済ませるズボラな社長だが、アイディア商品を次々とヒットさせるその手腕に秘書としてそれなりに充実した日々を送っていたマリ子。だがそんな彼女に産業スパイをしろと待ちかける元同僚・横瀬。断るマリ子だが横瀬はマリ子が前の会社で巻き込まれたスキャンダルを妹の就職先へバラすぞと脅しをかけ、さらに肉体関係を強要し……。企業の裏側と社会の闇に揉まれながらプロの秘書として成長する姿を描いた美人秘書物語!
依頼は大企業の社長、有名作家に一流歌手、果ては政府の役人まで、老若男女さまざまな人物から舞い込むが、どんなトラブルも知力・体力、さらには精力と三拍子揃った敏腕交渉人、鳴瀬五郎が解決します! 五郎の今回の依頼主はなんと外務省からだった! 最近、特に欧米で俗悪ビデオが相当数闇市場に流れており、年間販売高の2割を占めているという。サンプルとして見せられたビデオは、動物を虐殺し頭の皮を剥ぐという残虐極まりないものだった。こういった動物虐待モノが実は日本で作られているというのだ。そんな事実を世界に知られる前に制作している組織を潰して欲しいと依頼されたのだが…。
もしも自動車教習所の先生が若くて可愛い女の子だったら!? 夢ヶ丘自動車教習所、初の女性教官「風早はるか」をはじめとする様々な教官たちと、運転免許の取得を目指す老若男女の生徒たちとの笑いあり涙あり愛ありの人間ドラマ! これから自動車教習所に通おうとする方や連載当時の80年代後半の車が好きな方にもオススメの一冊です! (第1巻は1話~8話までを収録)
女囚5046号、九条マリア(くじょう・まりあ)。殺人罪で20年の刑を受け、T刑務所に服役中の身ながら、月に一度、彼女は塀の外へ出る。法で裁けぬ者を始末するヒットウーマンとなって。そして、仕事を終えると塀の中へと戻ってくる。あたかもブーメランのように。伊沢広は、K県警南町署捜査課刑事部長にして、自分の立場を利用し、犯罪の参考人及び容疑者の女性に付け入り覚醒剤等により肉体関係を持つ。そのことにより死亡した女性は10人を下らない。K県警捜査室の内偵により、ほぼ事実と認められるが、伊沢自身、これまでに総監賞を10数回受けており、確たる証拠もなしに処分することもままならない。法で裁けぬ悪を滅ぼす、荊冠(けいかん)の聖母に外出許可が下る――!!