ほのぼの節約コミックとは言いつつ、かなり内田春菊節が炸裂してます。途中からワタハン読んでる気持ちになりました! 竹を割ったような性格のママとヒトシ・フルタ・ミツバの3兄妹。 貧乏だけど楽しく仲良く、役に立つ節約レシピを教えてくれます。ここまではかなりほのぼの! 貧乏なシングルマザーに対する偏見、性に対するあけすけな発言、縁を切ったのに家に乗り込んでくるオレ様なおじいちゃん……やっぱり内田春菊作品だなあと思わされます。でもそれが豪快で面白いから読んじゃうんですよね。 賛否両論あるかもしれないけど、内田春菊作品を読むと家族っていいなと思えます。何言われても本人たちが幸せだったら幸せなんですよね。貧乏も偏見も怖くない!
30代に突入した身としてスルー出来ないタイトルだったので読みました!タイトルの元ネタはどこかの国のヒット曲だそうです。期待しすぎてしまったのもあるけど、春菊さんの漫画を以前からよく読んでるので新鮮な内容ではなかったかな。今の30代女性の価値観ともちょっと違ってると思う。ただ全編カラーなので読みやすかった!その点ではオススメです。
人間横丁の内田紅多ちゃんが内田春菊さんの娘さんと知り、どういう家庭で育ったのか気になりすぎて読み始めました。 2人の芸風結びつかなすぎでしょ…と思っていましたが、ワタハン読んだら納得しました。 内田春菊さんの子育て、かっこいいなあ。 こうなってほしいああなってほしいを押しつけず、1人の人間として対等に接しているところが好きです。 愛もお金も自分の名前も惜しまずに使って、でも支配はせずやりたいようにやらせる姿勢が素晴らしい。 賛否両論あるんだろうけど、若い頃にワタハン読んでたら子ども産みたくなったかもしれないなあ。 数巻前まで好き好き言ってた元旦那たちをディスりまくるのはちょっと引いたけど、変わりゆく生の感情をそのまま描き連ねていけるのは強さだなと思います。 めちゃくちゃなところも含めてかっこいいし面白い! 紅多ちゃんのこともさらに好きになりました。
読んでて「作画担当のイワシタシゲユキって誰かの絵に似てるような…」「もしかして前科者の人?」ということで頭がいっぱいでした。そしてやっぱり月島冬二の別名義がイワシタシゲユキでした。あースッキリ。 原作の小説は内田春菊名義ではなく「わざわざ男に見えるペンネームまで付けて、男の一人称でやってた連載」で「出来たら男の漫画家さんに描いてもらいたいなぁ」も内田春菊さんの希望だそうですが、男性作家が男性目線の不倫漫画を描いてもあんまり珍しくなくて面白みにかけたような…。
電子版再販、ということで全く憶えてなかったため改めて読み直し。 最後こんな終わり方だったっけ・・・衝撃すぎた。 「なんてこった」という気持ちと同時に「最近の漫画だったらこういう終わりを迎える事ない気がする」という時代の変化(どっちが良いとか悪いとかではなく)をなんとなく感じました。 これが内田春菊であり、名作であるのだ。
突然彼女がとーーーっても小さくなって、彼氏のぽっけにいれてもらい外にでるシーン、可愛くてずっと覚えている漫画 小さくなっても彼女が大好きだし、彼氏のことも大好きな相思相愛の二人が微笑ましかったり、切ない所もあったり、でも総じて可愛い二人が描かれています! ドラマ化もしていてそっちももちろん見た! 漫画、ドラマどちらも可愛くて好きな作品!
大半はナンセンスギャグだけど妙に真理をついてくるような話もある、短編集。やけにシーラカンスが出てくるんだけど、好きなのだろうか。
どうしても小説家の女主人公は作者本人がモデルなんじゃないかと思いながら読んでしまう。内田春菊さんって事実を元に描いてるものも多いし、本当の話なんじゃないかと思わせるのが上手いんだよな〜(ヒモ男は確実に元旦那さんの言動をモデルにしてると思う)。ホストは架空のキャラクターだろうけど、ヒモ男に精神的DVを受けてたら、ああいうあっけらかんとしたタイプと恋愛したくなるんだろうなってリアリティーはある。ヒモ男の母親がマンションの前で待ち伏せしてるシーンがめっちゃ怖かった。でも二人の関係を理解できないままストーカー化しちゃう気持ちも分かるよ…。連載してたマンガonウェブが休刊になってしまったから続きをどこで連載するの気になります。完結まで描いてほしい!
もう10年くらい前に読んだのでうろ覚えな部分も多々あるんだけど、逆に覚えてるところはめちゃくちゃ覚えているので自分にとって印象的な漫画だったんだろうな…。覚えてるのは主人公に味方が一人もいないということ。両親は亡くなってて結婚した兄の家に住んでるんだけど、ヒステリックな兄嫁に嫉妬されていびられるし、ボーイフレンドもいるけどお互いに恋愛感情よりも身体で繋がってるような関係だし、まともだった兄も段々と「お前は俺がいないとダメなんだ」と言い始めたのが怖かった。嫌なことを直視したくないからか常に心ここに在らずな主人公だったけど、最後に窓からこっそり家出するのが救いがある終わり方で好きだった。これを読んで得た教訓はマジでヤバかったらとにかく逃げろですね。
春菊さんの大腸がんが発覚したきっかけが、糖質制限ダイエットをしたらみるみる痩せたけど便秘がひどくて、不安になって病院に行ったら見つかったということだったので、糖質制限すると便秘になりやすいって聞くし、そのまま思い込んでたら見逃す可能性もあっただろうから、本当に早目に病院に行かれて良かったなと思いました。前書きに「60%以上の人はがんになるし、その半分はとりあえず治る」とあったのがなんだか心強く感じました。2巻からは人工肛門(ストーマ)になってからの生活についてのお話ですが、器具の説明も分かりやすいので人工肛門ってなんだろう?って思ってる人にはオススメです。戸惑いつつも段々と自分の身体の変化を受け入れて、病気以前よりも前向きになられているのがすごいです。長期連載されてるエッセイ漫画「私たちは繁殖している」も大腸がんになったことに触れているのですが、手術当日は平日で子供達は学校だし、5時間もかかるから付き添いを付けず、一人で受けたら病院の人が驚いてた…というエピソードは春菊さんらしいなと思いました。
ほのぼの節約コミックとは言いつつ、かなり内田春菊節が炸裂してます。途中からワタハン読んでる気持ちになりました! 竹を割ったような性格のママとヒトシ・フルタ・ミツバの3兄妹。 貧乏だけど楽しく仲良く、役に立つ節約レシピを教えてくれます。ここまではかなりほのぼの! 貧乏なシングルマザーに対する偏見、性に対するあけすけな発言、縁を切ったのに家に乗り込んでくるオレ様なおじいちゃん……やっぱり内田春菊作品だなあと思わされます。でもそれが豪快で面白いから読んじゃうんですよね。 賛否両論あるかもしれないけど、内田春菊作品を読むと家族っていいなと思えます。何言われても本人たちが幸せだったら幸せなんですよね。貧乏も偏見も怖くない!