作者の半自伝的作品。平成初頭のノスタルジックな空気感や思春期の閉塞感がリアルに表現されている。新興宗教を信仰する家庭において父親から性的虐待と母親から肉体的虐待を受ける主人公が、誰からも助けを得られず追い詰められていく過程が痛々しい。読んでいて重苦しくなるが、目を逸らしてはいけない。
男の娘モノ、といってもコメディじゃなくて真面目な話。性の問題、虐待、トラウマなど、中学生の子どもが抱えるには辛すぎる、がんじがらめな状況でもがきながら進んでいくストーリーが丁寧で、いつのまにかキャラ全員に感情移入してしまう。彼らが何かを乗り越えた瞬間、ふっと見せる笑顔のコマがめちゃめちゃ切なくて泣きそうになる。けっしてまりかたんかわゆすというだけのものがたりではないのですけっして。
「人に勧めたい青春漫画Best」の中の1つです。 仲が良かった昔と違い、少し距離が開いてしまっている幼馴染の3人が主人公。 恋や進路に悩み、それぞれ人に言えない秘めた気持ちを抱え過ごした一年間の話。 希望どおりにならないことも自分なりに折り合いをつけながら子供と大人の狭間で揺れる思春期の心や、田舎町ならではの閉塞感や安心感を見事に描き出していると思います。 さすがふみふみこ!という感じです。
とっても面白かったです。ドストレートなエロ描写ではなくやんわりとした感じで、兄妹だったり、ゲイだったりNTRなど、いくつもの性癖を上手にくすぐってきます。【女の豚】【女の鬼】に登場する村田先生(ゲイ)のキャラはいいですね〜。こういうおじさんを見ると引っ叩きたくなる衝動に駆られます。
※ネタバレを含むクチコミです。
確かに帯の通り。にも関わらず絵の可愛さやあまりにも記号化された演出のせいか、さほど深刻に捉えられない不思議な感覚。
女装男子の早坂くんがすぐ鬱になっちゃうメンヘラおじさんを罵る様が気持ちいいのと、内容が全体的に暗い雰囲気なのもとても僕の好みで面白かったです。
ちょっとショック でも、9巻くらいの方が、まとまってていいのかな
作者の半自伝的作品。平成初頭のノスタルジックな空気感や思春期の閉塞感がリアルに表現されている。新興宗教を信仰する家庭において父親から性的虐待と母親から肉体的虐待を受ける主人公が、誰からも助けを得られず追い詰められていく過程が痛々しい。読んでいて重苦しくなるが、目を逸らしてはいけない。