父親の急逝によりサラリーマンを辞めて実家の老舗温泉旅館を継いだ藤井一太郎(フジイイチタロウ)は弟の次郎(ジロウ)と旅館を切り盛りするものの、慣れない仕事のためにストレスが溜まるばかり。そんななか、料理長を任せている幼なじみの青木千里(アオキチサト)から「新作料理の味をみてもらいたい」との申し出が。一太郎の部屋で味見をすることになり、料理に合う酒が進むうちについ寝入ってしまい、気がつけばなぜか千里が逆に一太郎のカラダを“味見”をしていて……。昔から自分を想っていたという千里を一度は拒絶したものの、一太郎は「でも……逆なら」と思い立ち……。「俺のこと、まだ好きか?」「若旦那になら何をされてもいい」と立場が逆転。三上嵐士が描く独特のテイストで展開するコメディBL。
求職中のニート「早雲諒一」(ハヤクモリョウイチ)は仕事を辞めたストレスからEDになっていた。そこへ訪ねてきた若い男。正体は淫魔の最終試験合格のために人間の精を奪いにやってきた見習いサキュバスだった。共同“性活”が始まりサキュバスあの手この手で挑むが、失敗続きで諒一のEDはますます悪化。しかし、日常生活のほうでは仕事復帰を応援されて、徐々にサキュバスを愛おしく感じるように……!?ある日、卒業試験の監視役であるガーゴイルに媚薬を盛られて苦しむサキュバス。解毒のためには諒一の精をサキュバスの粘膜にたっぷりと吸収させること。「身体が欲しがってます。淫魔でごめんなさい」「わかってるよ。俺を飲み込んでくれ」。夢?現実?三上嵐士が贈る、エッチで笑える珠玉のコメディBL♪
長きにわたる戦争のなか、敵国に残された「アイザック」隊長率いる部隊が捕虜として収容所に移送された。収容所所長の「後藤田 大和」(ゴトウダ ヤマト)は敵国を憎むあまり捕虜を冷遇する毎日。兵士たちのことを思って後藤田に抵抗するアイザックだったが、ある日、収容所の片隅ですすり泣いていた後藤田にバッタリ遭遇。同じく軍人である父と兄が前線で戦死した知らせを受けてのことだった。敵ではあるが後藤田をいたわるアイザック……というところからなぜかキモチよく慰め合う展開に!? ようやく心を通わせたふたりに、突然の終戦の知らせが届き……。「ヤマト、今宵だけはおまえと添い遂げたい」「隊長!」と、アソコも自由に……。三上嵐士が描く軍服BLコメディ!
新米保育士の「山岡桃太」(ヤマオカトウタ)は勤めていた幼稚園で、園児(すぐるくん)のノドにおやつのきびだんごを詰まらせたことで、激しいモンスターペアレントなクレームが……。その親は幼稚園に莫大な寄付をしている実業家の「鬼ヶ島威」(オニガシマタケル)。桃太が自宅へ謝罪に出向いたところ、なんと親子は鬼の格好をしていて、しかも頭にはツノまで生やした姿で待ち構えていた。じつは、桃太は“あの”有名なむかし話の主人公の子孫。そして祖先を滅ぼされ、長きにわたって復讐を誓っていた鬼ヶ島の激しい攻撃が始まる。“金棒”と“×棒”の両方を使って“桃”を攻めたて、ヤリたい放題の逆征伐!はたしてこの物語は、めでたしめでたしで終わるのか……!?
建設会社に勤務するスゴ腕技術者(主任)の「名取 恒星」(ナトリ コウセイ)は冷徹な超仕事人間でまわりの社員たちから煙たがられているが、直属の部下である「倉田 広樹」(クラタ ヒロキ)だけは名取を尊敬している。ところが、終業後に一緒に帰ろうとしたらエレベータが点検中で仕方なく非常階段へ。「身体が近い。離れろ!」と名取が軽く突いた拍子に階段から転落した倉田は腕と脚を骨折して入院。責任を感じた名取は長期休暇を取って付き添いに。ある日のこと、溜まった倉田は「主任、握ってもらえませんか? アソコ」と“抜き”のお願いを……。さらに翌日、看病疲れでウトウトした名取は「横になります? 俺の隣で」と言われ、そこから一気に一線を越えてしまい……!? 独特な三上嵐士ワールドが展開するコメディBL!
祖母の病院への送り迎えをするために自動車教習所へ通うことになった、大学生の「猪子瞬平」(イノコシュンペイ)。運転がまったく上達せず、厳しい鬼教官の「神崎学」(カンザキマナブ)にいつも叱られてばかり。自習中にはセクハラまがいの行為まで受ける瞬平だったが、所長の計らいで神崎から“課外実習”を受けられるように……。そんななか、路上教習中に起こった山崩れで帰れなくなり、復旧を待つまで、ひなびたラブホテルに泊まることになって……。「先だけ……、先だけだから」「嘘じゃんか。そんな夢中で腰ふったらナカがっ」「こ、この期におよんで」「突き上げてください、バックで……」とこちらの“教習”は一発合格!?はたして卒業検定は?三上嵐士の世界観が横溢する愉快なコメディBL♪
特別進学クラスでひたすら勉強だけをしてきた「柊司智」(シュウジサトシ)は、かつてやっていた野球に憧れる毎日。そんなある日の放課後、飛んできたボールが智を直撃!「大丈夫か!?」とやってきたのは野球部主将の「明峰浩和」(アキミネヒロカズ)。「これでも野球経験者なのに情けないな」と智が漏らすと、「野球が好きなら、ちょっと来い」と言われ、なんとそのまま入部することに。そして県大会予選直前、「夏が終われば、明峰との野球も……」とつぶやいた智に、「……俺は寂しい」と急に迫る明峰。「ガチガチじゃん。俺が抜いてやろうか?」「自分でするから」「俺のもシゴいてよ」と居残り“特打”にハッテン。はたして県大会予選の結果は!?汗と汁まみれの痛快スポーツBL!
新人刑事の「藤田昭良」(フジタアキヨシ)は腐れ縁の幼なじみ「岡久章吾」(オカヒサショウゴ)にいつも振り回されてばかり。章吾の男選びは昔から悪く、夢みる売れないバンドマンやいつまで経っても帰ってこないイージス艦の船員……などどうしようもないヤツばかり。そして新しい男はバイト先の店の人間ということだったが、偶然にも張り込み中に章吾のデート場面を目撃。なんと、相手の男は昭良が捜査中の事件の容疑者だった!?章吾が犯罪に巻き込まれそうになるところを助けた昭良は本気で怒って、ずっと想いを秘めていた“本音”をうっかり口にしてしまう。そして二人は……。「俺、あっちゃんとしたかった」「俺だって章吾を抱きたくてたまらなかった……」捜査じゃなくても隅から隅までガサ入れします♪
子どもの頃から悪霊に憑かれやすい特異体質の「小田原悠司」(オダワラユウジ)は、憑依されるたびに幼なじみで腐れ縁の「工藤康臣」(クドウヤスオミ)に除霊を施してもらう。神父系の家に生まれた康臣はエクソシストの能力を持ち、その除霊方法はカラダを密着させて口づけで霊気を吸い取るという独特なもの。ある日、これまでに憑かれたことがないほどの強い霊に憑依された悠司は下半身に重い違和感を抱えるようになる。いつもの方法で挑んだ康臣だが、とても無理と判断して自分の全身全霊の除霊力を悠司のアソコからぶち込むことで、ようやく悪霊が退散。そんなかたちで強引に貞操を奪われた悠司は康臣と距離を置くことになるが……。やがて、さらに強大な悪霊に生気を吸い取られ、奥までえぐる除霊プレイを!?
親の金で放蕩三昧の「瀬尾ユウキ」(セオユウキ)は、その将来を案じた父により裸同然の無一文状態で山奥の農村に放り出された。そこへ偶然通りがかった「白樺権太」(シラカバゴンタ)に助けられ、衣食住を保証してもらう代わりに畑仕事を手伝わされるハメに。しかし、都会育ちの常であっという間にギブアップ。ゴンタの留守中に黙って帰りの交通費を拝借……というところを見つかった!「ゴメン、謝るから許してよ」「気やすく触るんでねぇ。ムラムラするっぺ。お仕置きで種つけするぞ!!」「種つけってまさか……!?」あらためてユウキとゴンタの農業性活が始まるが、今度は嵐の来襲で危機に!ふたりで掘って植えて育てた“おらたちの大事なトウモロコシ”を守れるのか!?掘って掘られて、種つけして、大豊作な新感覚BL!!