風のゆくえ 天のめぐり
自分はいま、なぜここにいるのか……。ほかのどこでもなく、なぜここなのだろう――？新進気鋭の考古学者・上月（こうづき）のスキャンダル記事を狙っている雑誌記者の津嘉山（つかやま）。はじめての出会いなのに、なぜだか心ざわめく彼は、勢い、上月の“鏡片探し”の旅に同行することに――。芳崎せいむが贈るネオ考古学ロマン!!
きっとまっすぐなキモチ
立夏は最近、幼なじみの昴が急に男っぽくなっちゃってとまどい気味。あまけにお父さんは、女の子だからってうるさいし、イライラばかりの毎日です。そんな時、姉の美夏が結婚すると言い出します。自立した姉に憧れていた立夏は、納得できずに猛反対！「女なんてつまんない…」と思ってしまい…!?
ヴァージン・ロードをぶっとばせ!
その昔、暴走族のレディスのリーダーだった花子（はなこ）は、20歳を越えた今でもそのレッテルから引退できず、変わりばえのしない日々を送っていた。そんなある日、路上で故障していたロールスロイスを鮮やかに修理した花子は、その車に乗っていた財閥の御曹司・聡一朗（そういちろう）に一目惚れされ、交際を申し込まれるのだが……!?
あたしについてらっしゃい
女子校に通うめぐみは最近、毎日のように家の不動産屋の仕事を手伝っている。それは合コンよりもナイトクラビングよりも刺激的なのだ。特にハワイのコンドミニアムの契約をしたときの快感は格別！その日も、めぐみは契約を成立させて御機嫌だったのだが、そこへ超大手不動産会社の社員・日比野がやってきた。なんと彼は、めぐみの家で扱っているハワイの物件をすべて譲れというのだ。ジョーダンじゃない！と抗議しためぐみだが、彼に子供扱いされ、全然相手にしてもらえない。なんとかしてやろうと、めぐみは１人で日比野の会社に乗り込むのだが、そこで彼に意外な事実を聞かされて…！●収録作品：あたしについてらっしゃい／開幕のベルが鳴る
