550万の家
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名無し

ちばてつや賞ヤング部門第90回佳作。

まだ29歳の作者が描いたとは思えないほど、渋さに満ちた漫画。
大嶋宏和を想起させる、やや拙いタッチの画風が不思議と内容にあっている。

最初ホラーっぽい内容と思わせて、そこから意外な方向に話が転がっていく。新人離れした巧みさが光る

耐震工事にジェネリックのものがあるという発想がはえ〜って脱帽ものだった
漫画を描くにしてもやっぱりこういう知識のバックボーンがあって面白い漫画ができると深く実感したのだった。

「おれらは不動産のプロや 情に流されて家の価値を変えるな」ーーーーー
からの、流されずに流す(矛盾するようだけど)展開がベタながらまた「そうそう、こういうのでいいんだわ」ってなることしき

良質な短編映画を見たかのような読後感でした。面白かったよ!

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新人にしてすでに名人の風格あり。ちばてつや賞ヤング部門第90回佳作にコメントする