まっすぐだからこそ胸を打つ
宇宙一の 池間潮
まっすぐだからこそまっすぐ入ってくる作品。こうあるべきが全部揃っていて、裏切りは1ミリもないけどそれが胸を打つ。 不器用な親父と不器用な息子。歪みあって憎みあっているのではなく、本当に不器用なだけ。 ありきたりなストーリーを貫くからこそ、ちゃんと感動してしまいました。
ストーリーはなんの捻りもないけれど、それでも、とても良かった( ᵕ ᵕ̩̩ )
職人なお父さんなら、大抵息子にも厳しそうなものだけど、息子が初めて握った寿司を世界一と言ってやったり、息子の料理を酷評した雑誌を「酷いことを書くやつがいる」と言ったりと、優しくて泣けました。
新進気鋭のフレンチレストランのシェフ・銀侍は、雑誌の記事に料理を酷評され、悩んでいた。そんなある日、若い頃喧嘩をして、没交渉だった実家の鮨屋から、連絡をもらうのだが……!?