10巻の最後、鳥肌が立った
関わりのなかった同級生の死をきっかけに、人間関係を見つめ直すという話です。 始め、webの無料マンガで読み始めたら続きが気になってしまい、漫画喫茶で最後まで読みました。10巻の最後では本当に鳥肌が立ちます!一度読んだら続きが気になって読むのをやめられないほど面白い作品です。
高校を卒業して数年、水帆に突然かかってきた電話…それは高校の同級生・折口はるかの訃報。地味で目立たないはるかだったが、水帆は高校時代はるかが妊娠していた事実を知らされる。しかも、はるかの母親に「その子の父親を捜してほしい」と頼まれてしまう。しかし、水帆は恐れていた。高校時代、キスを交わした成海皓に再び関わってしまうことを…。
引き込まれて謎が気になってどんどん読み進めていけました。
卒業後、一人の地味だった同級生のお葬式に集まったメンバーから始まるストーリー。
今どう過ごしてるかの繋がり、それぞれの関係性。家庭環境。
昔は子供だったから知らなかったし、知ろうともしなかったけど
今だから気になる違和感だとか、ヒビが入ったり深まる人間関係。
まだ大人になりきっていない世代のそれらに焦点を合わせて
過去と今を行ったり来たりする歪さが、
大人には懐かしくも苦しい物語です。