あらすじ

亡くなった高校の同級生、折口(おりぐち)はるかの「彼」が描いたという絵。その絵にあった「H・N」というイニシャルを見て、「皓(ひかる)・成海(なるみ)」を思い浮かべた水帆(みずほ)は、3年ぶりに彼の家に向かう。かつてここで毎日のように、成海と過ごしていたが、心理学者の母親に「実験材料」として育てられていたという成海の過去を知ってしまって以来、彼を避け続けていた…はるかの元彼は成海じゃない…そう信じる水帆は、はるかの元彼探しを再開。すると、成海と同じように「実験材料」として別の場所で育てられた、成海の兄・比呂の存在が浮上。真相を確かめるべく、水帆は成海の母・理沙子に会いに行くが…!?
Piece 1巻

高校を卒業して数年、水帆に突然かかってきた電話…それは高校の同級生・折口はるかの訃報。地味で目立たないはるかだったが、水帆は高校時代はるかが妊娠していた事実を知らされる。しかも、はるかの母親に「その子の父親を捜してほしい」と頼まれてしまう。しかし、水帆は恐れていた。高校時代、キスを交わした成海皓に再び関わってしまうことを…。

Piece 2巻

折口はるかの「過去」を調べるうち、高校時代のアイドル・瀬戸内円に対するストーカー事件に辿り着く水帆。はるかとは接点のなさそうな円だったけれど、なんとその先に「はるかが教師と不倫していた」という疑惑が浮かび上がる。そして同時に、水帆の中で封印していた成海への想いもふくらみ続け、ついに…!?

Piece 3巻

亡くなった高校の同級生、折口はるかの「彼」が描いたという絵。その絵にあった「H・N」というイニシャルを見て、「皓・成海」を思い浮かべた水帆は、3年ぶりに彼の家に向かう。かつてここで毎日のように、成海とキスをし、優しく触れられて、初めて「感情」が動いた。彼をもっともっと知りたい…そう思った水帆だが、成海の「衝撃の過去」を目にしたあの日、全てが崩壊して…!?

Piece(4)

19歳で病死した高校の同級生「折口はるか」。はるかが生前、妊娠・堕胎させられていたという「元彼」を捜す主人公・水帆。その中で、高校時代惹かれた「成海皓」と再会するが、彼とは苦い思い出が。心理学者の母親に実験材料として管理・観察されて育ったという、壮絶な成海の過去を知ってしまって以来、ずっと避け続けていたのだ。「もう一度成海と向き合う」と決めた水帆だが、「はるかの元彼」=成海という疑惑が強まる中、成海は水帆の前から姿を消してしまう。そして、「成海の片割れ」が存在するという衝撃の事実がわかり、水帆の脳裏についに真実の「はるかの元彼」の姿が浮かび上がるのだが…!?

Piece(5)

亡くなった高校の同級生、折口(おりぐち)はるかの「彼」が描いたという絵。その絵にあった「H・N」というイニシャルを見て、「皓(ひかる)・成海(なるみ)」を思い浮かべた水帆(みずほ)は、3年ぶりに彼の家に向かう。かつてここで毎日のように、成海と過ごしていたが、心理学者の母親に「実験材料」として育てられていたという成海の過去を知ってしまって以来、彼を避け続けていた…はるかの元彼は成海じゃない…そう信じる水帆は、はるかの元彼探しを再開。すると、成海と同じように「実験材料」として別の場所で育てられた、成海の兄・比呂の存在が浮上。真相を確かめるべく、水帆は成海の母・理沙子に会いに行くが…!?

Piece(6)

「成海は人を殺しかけてんだ」矢内(やない)から、成海皓(なるみひかる)と坂田コウジの関係、そしてかつて二人が引き起こした衝撃の事件について知らされた水帆(みずほ)。それでも水帆は、成海のことを嫌いにはなれず、自分の想いの行き着く先を最後まで見届けよう、と決心する。東京に戻った水帆は、気まずくなっていた礼美(れみ)と冷静に話しをするため、彼女の大学を訪ねるが…!?今まで明かされなかった礼美の想いに迫る、新展開!!

Piece(7)

ついに見つけたのは、折口はるかが生前「便利屋」の岸辺という男にある仕事を依頼していたという事実だった。岸辺との接触に成功し、直接はるかの依頼内容を聞き出した水帆と矢内。その依頼内容とは、かつて成海と坂田が殺しかけた丸尾を捜し出し、手紙を届けてほしい、ということだった。さらに水帆たちは岸辺から、はるかと成海の衝撃の関係を聞かされる!

Piece(8)

誰かを好きになるのが心底怖くなる・・・いずれ奪われるその絶望感に身体が震えるよ・・・!成海と丸尾を追って訪れた神戸で、偶然にも成海の兄・比呂とすれ違った水帆。思わず声をかけるが「僕は二度と皓に振り回されたくない」と拒絶されてしまう。けれど水帆の熱意に負けた比呂は、ついに真実を語り始める。そこには、水帆の想像をはるかに超える悲しい「物語」が・・・!?心に深く突き刺さる、愛憎心理ドラマ「Piece」の最新刊第8巻がいよいよ登場!「砂時計」の芦原妃名子が渾身の力を込めて描く、今、最高にスリリングで目が離せない、少女まんがの枠を大きく超えた、絶対オススメの話題作です!!

Piece(9)

日本テレビ系列で10月から放映スタート!特に10代女子の間で大ヒット中の人気TVドラマ「Piece」(中山優馬主演、ヒロイン本田翼)の原作最新巻が、待望の発売!!あんなに、近くにいたのにずっと気づいてあげられなくてごめんーーー親友だと思っていた礼美の、一番大変なときに、とても近くにいたのに礼美のSOSにすら気づかず、彼女を深く傷つけてしまっていたことを知り自分を悔やむ水帆。水帆は成海からコウジの住所を聞き出し、礼美を連れて名古屋へと向かう。数年ぶりにコウジと再会した礼美。「なぜ自分を捨てたのか、本当は自分のことをどう思っていたのか」傷つくことを覚悟しながら、コウジに質問を投げかける礼美だが・・・!?いよいよクライマックス!!全ての点と点がつながっていく、読み逃せない最新巻登場!!

Piece(10)

累計120万部突破の大HIT作!!「砂時計」に続く、芦原妃名子の意欲作、TVドラマも大人気だった「Piece」が、ついに10巻をもって完結する!!通常より増ページにてお届けする、芦原妃名子渾身の結末を是非見届けてください!!戦慄と感動の、最終巻です!!「私は成海と出会って笑い方と泣き方を覚えた……」名古屋から東京に戻り、成海の家を訪ねた水帆。それは、成海が20歳の誕生日を迎える日の前日だった。成海は、20歳になると同時に、母親・理沙子の扶養を外れ、家を出て行かなければならないことになっているのだ。その夜、成海への想いを初めて口に出して伝えた水帆。そして、二人の関係に大きな変化が訪れて…!?大反響のラブサスペンス、ついに完結!!