恋愛とサスペンスがいい感じに混じった作品
江戸時代の吉原のお話。 主人公は武家出身のお嬢さん、朱音。 何者かに両親が暗殺されたのを目撃してしまい、その犯人を捜すべく自らの意思で吉原へ。 吉原が舞台なので辛く苦しい物語かと思ったらそんな描写はほとんどなく、恋愛とサスペンスが混じった感じでとても読みやすいしどんどんハマっていった。 吉原で出会った惣右助は王子様みたいなステキな男性って感じじゃないけど、時に強引で、ストレートな愛情表現で朱音を大事に思っているのが伝わる。 頑固でツンデレの朱音が惣右助の前で見せる照れた顔や言葉もかわいい! まだ読み途中なので、両親暗殺事件の解決と二人が吉原から出て一緒に幸せになれるハッピーエンド希望しながら読み進めてます!
時代物に興味がなかったのですがめちゃめちゃ惹き込まれました。
中でも、惣右助が茜に見せる表情と台詞、愛情表現が素敵すぎて読み返す度にやられます。
物語も奥深いのですが所々に伏線があり、繋がっていくのでとても納得してしまいました。
その時代背景の中での人々の関わりを、何度も読む事で理解し、楽しめる作品だと思います。
何度読んでも面白く、美しいです。