哀愁を漂わせる美少女・江萌井さんは実はギャグ漫画家を目指していて、学校では内心1人で勝手に友達相手にギャグの面白さで勝負を仕掛けているし、ギャグの質について鋭く分析している…というギャグ漫画。

佐藤家も佐藤くんもめっちゃ癖強くて笑ったし、最後ちゃんと田中さんが面白いやつだったという展開が良かった

1話

彼女のエレジー。眉目秀麗、学問優秀な少女・江萌井哀花(えもいあいか)には秘めた夢があった。それは"当代一のギャグ作家になること"!! そんな彼女にとって、ふつうの学園生活なんて退屈そのもの、耐え難き苦痛。学校一の人気者だって、哀花に言わせれば、元気なだけの素人にすぎない! 麗しきこじらせ少女よ...

全然知らん先生に代表で渡すなんて…って気使ってたのに、いざ渡してみたらその先生から認知されてなかったの相討ちで草

彼女のエレジー

美形シュールギャグの新星 #1巻応援

彼女のエレジー 遊園地迷子
兎来栄寿
兎来栄寿

漫画家の中でも、ギャグ漫画家というのは一際大変であろうと思います。読者を笑わせることのできるギャグをコンスタントに生み出し続けるということの、どれだけ大変なことか。作品を連載していく中で「笑いとは何か」、「面白いとは何か」という正解のない根源的な問に立ち向かい続けねばなりません。 そんな問に悩み悶え苦しむのが、本作の主人公・江萌井哀花(えもいあいか)です。才色兼備の美少女で両親も官僚というスーパーお嬢様ですが、 "‥‥どうして人は金玉という言葉をつくったの?" "私ならきっと安易に「ちん玉」と名付けてた‥ 悔しい‥そこで「金」を出せなきゃプロにはなれない‥‥" と真面目に悩み、ギャグ漫画家を目指している異色の少女です。 学校一面白いとされている田中さんら他のキャラクターたちとの絡みも通しながら、ときに下ネタや変顔などパワー系も交えたギャグをガンガン繰り出していきます。基本的に哀花はお嬢様なので一定の品格はベースとして存在しながらもそこからどんどん崩れていくギャップや、さまざまなツッコミどころ、特異なシチュエーションの面白さなどが病み付きになります。 木村龍介さん名義で描かれていた「【読み切り】青春、失格。」の頃から類稀なるシュールギャグのセンスが好きでしたが、その更に前の「話にならない恋の話」のときから比べても短期間で画力もグッと上がり、哀花のキャラクター単体でも成立するほど外見も中身も魅力的です。 最初に『天才バカボン』を抱えているように、歴代のギャグマンガへのリスペクトを感じる部分も好きです。 『パタリロ』、『B.B.Joker』、『坂本ですが?』、『ふうらい姉妹』、『あそびあそばせ』など、美しいキャラが狂ったギャグを見せる作品が好きな方には強く推薦します。

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