1987年〜1989年にビッグコミックに連載された作品で、途中までは手塚版の島耕作みたいな感じです!
途中からアクションも激しくなって冒険もの的な感じに変わっていき、未完で終わってしまう直前は、なんと相撲トーナメントの話が始まろうとしていました。
何気に見たかったですね。手塚先生の相撲マンガ。
あとがきなどによると、日本人についてとことん書いてやろうとのことで構想された作品とのことです!ですので、外国に行って徹底的に差別されたり、奥さん(フランス系カナダ人)に日本ほど閉鎖的で変わっている国はないと言われたりします!!
後半アクション色が強くなってしまったのですが、個人的には前半のようなリーマンもので続けてくれてたらもっと神作品に近づけたと思います!
それからこれは特筆すべきことがらだと思うのですが、体調不良による休載から復活した時のオマケマンガも収録されています!痩せ切ってしまったご自身の姿が描かれていますが、病室でもお仕事を続けれおられたらしく、改めてその創作への執念や、マンガ愛に畏敬の念を感じざるを得ません!
あと以下の作品(おもに短編)が併録されています。サスペンスものが多いですが、中でも私は「料理する女」が好きでした。
南米カニヴァリアに進出した大手商社の江戸商事。新支社長として赴任した日本人(ひもと・ひとし)は専務の懐刀であり、元力士志望という変わり種であった。そんな彼がカニヴァリアの地で目にしたのは……。苛烈な競争社会を描く第一弾! <手塚治虫漫画全集収録巻数>手塚治虫漫画全集MT304~305『グリンゴ』第1~2巻収録 <初出掲載>1987年8月10日号~1989年1月25日号 ビッグコミック連載(未完)
南米カニヴァリアに進出した大手商社の江戸商事。新支社長として赴任した日本人(ひもと・ひとし)は専務の懐刀であり、元力士志望という変わり種であった。そんな彼がカニヴァリアの地で目にしたのは……。苛烈な競争社会を描く第一弾! <手塚治虫漫画全集収録巻数>手塚治虫漫画全集MT304~305『グリンゴ』第1~2巻収録 <初出掲載>1987年8月10日号~1989年1月25日号 ビッグコミック連載(未完)
名門校潜入のために「家族」を作れと命じられた凄腕スパイの〈黄昏〉。だが、彼が出会った“娘”は心を読む超能力者! “妻”は暗殺者で!? 互いに正体を隠した仮初め家族が、受験と世界の危機に立ち向かう痛快ホームコメディ!!
「やつらをひとりも帰すんじゃねえぞ!!」ガンマニアの中川と冬本が派出所を訪れ、拳銃談義に。そこに暴走族が出現し、両さんらは追撃を開始!!「早撃ち両さん!?の巻」他7編に加え、山止たつひこ笑劇場「交通安全’76」も収録。
ジャズに心打たれた高校3年生の宮本大は、川原でサックスを独り吹き続けている。雨の日も猛暑の日も毎日毎晩、何年も。「世界一のジャズプレーヤーになる…!!」努力、才能、信念、環境、運…何が必要なのか。無謀とも言える目標に、真摯に正面から向かい合う物語は仙台、広瀬川から始まる。
止まるわけにはいかない宮本大は、単身ヨーロッパに渡る。降り立ったのはドイツ・ミュンヘン。伝手も知人もなく、ドイツ語も知らず、テナーサックスと強い志があるだけだ。「世界一のジャズプレーヤーになる…!!」練習できる場を探すところから始まる挑戦。大の音は、欧州でも響くのか―――