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これはいいファンタジーボーイ・ミーツ・ガール…。
グリムと呼ばれる怪物の特性を持った孤独な魔狼の少年スコル。人間に追われていた翼のある少女アイネと出会い、最初は距離があったところを少しずつ仲良くなっていくのが見ていてかわいい。
いきなりクライマックスの話をしちゃうけど、ジャンプ+のコメント欄には「アイネが死んでしまうのが悲しい、生存ENDがいい」という意見が結構あった。
ただ、自分はこの少しビターで、それいて未来に繋がるような終わり方が通り一遍のハッピーエンドよりも素敵だと思った。スコルが最後に素直になれたことの重みとよさがグッと増している気がする。
これで終わりでも十分美しいけど、ここからストーリーが続いたらスコルはどんなキャラクターになっていくんだろうと想像させてくれるのも嬉しかったです。ちょっと続きを見たいと思える読み切り、いいよね。
一人の魔狼の少年がある日出会ったのは、不思議な力を持つ少女だった。温もりを知らない少年の心に温かい“炎”がいま、宿る――