世の中の「考察・深読みしたい欲」みたいなものを俯瞰で見てる感じが面白かった。
でもあのやけに霊に詳しい風の少女は一体何だったんだという謎は残った

よく作家とかアーティストのインタビューで「これにはこういう意図やメッセージが込められているのでは」に対して「いやそこまで考えて作ってません」みたいな会話があるけど、それ思い出した

自分の信者にまで至ってる連中の「先生はこれこれこんなところまで計算して描いてる。天才。鬼才」への皮肉込めて、それかましたいだけの作品って感じだったがスッキリしただろう

こっちとしてもフツーに読みたいんだけど
アオリ文に「鬼才」とか書くから
フツーに読めないわけで…

一見しただけでは訳がわからない、含みのあるようなものを自分から作っておきながらソレを聞かれたら「色んな解釈があっていいと思います」みたいな逃げ方流行ったよな。

じゃあわかりました色んな解釈します!を読者がやると今度はフツーに聞いてくれだとよ。
あれ?「普通って何?」みたいな風潮はもあったよな?あれもう終わったの?

>「普通って何?」みたいな風潮

そんなんあった?具体的になにのこと?

藤本タツキからのメッセージで、信者にやかましいと言いたいんだ!」という読み取りもできるが、この読み取りはフツーに読んでいるのだろうか...と考えたが、こう考える時点で「フツーに読まないと」という意識になってるのが藤本タツキの術中に嵌ってる感がしちまう
でもこれも邪推なんだよな

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藤本タツキ短編集

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