主人公は普通の人には見えない「神様」が視える少年・環春。
彼はある日、自身のことを「八百万の神の一介の神」だという少女・カズラと出会います。
人ではない何かから追われる彼女を正義感から助けようとする環でしたが、その過程で彼は謎の穴に飲み込まれて神々の棲む土地"高天原"に迷い込んでしまいます。
この作品の肝となる部分は環が助けようとしたカズラが一体どういう神様なのかというところにあります
その正体自体は1話で明かされるのですが、その後の展開で少しずつカズラの出自と彼女が抱えている変えようのない宿命を環は知ることになります。
果たして高天原に迷い込んでしまった環は元の世界に戻ることができるのか、そしてカズラの運命はどこに向かっていくのか、続きが楽しみな神話ファンタジーです。
1巻まで読了
まず初めに
『この作品は「男子高校生の日常」では無い!』
いや、男子高校生の日常でもあるけどアニメ化とかしてる男子高校生の日常とは似て非なるものである!非なるものである!
その上でこの漫画をヒトコトで評すると
「アブノーマルを身近に感じさせる良作」です
何気ない会話の中に、だいぶ頭おかしい擬人化妄想ぶちこんでくる名護くんが、まず良い味出してるわけですが、この漫画はそれに留まらず相方橘くんがある程度の形にしちゃうのが芸術点(?)高めです。
「ある程度」なのもポイント(笑)
身近にあるものからその発想力、いやお前らホント天才か!?って思います。
添付画像のノリがお好きな方は読んでみては?
名護と橘ペアについて触れましたが
この漫画基本的にはいくつかの2名セットでの掛け合いで構成されています(※2つ名は作中の表現まま)。
【妄想の天才:名護 と 具現化王:橘】
【金持ちお嬢様:草加 と ツッコミ王:照井】
【勘違い少女:後藤 と モノ作り王:氷川】
【ベテラン教師:仁藤 と 新任教師:加賀美】
【残念な不良:秋山 と ひよっこ不良:桜井】
好みのペアがきっとあるはず
男子同士の掛け合いだけじゃなくて女の子も適度にぷにっと感ある絵柄とキャラ性で可愛いのでそちらも是非(僕は女の子だと後藤さんが好きです)。
作者のウチなる変態性を見せながらも読みクチ軽めなこちらの漫画、オススメです。
全4巻完結済みなのも手を出しやすい所。
「#もっと評価されるべき」とか
「#才能の無駄遣い」タグつけたいタイプの漫画です