娘の可愛さが世界一
暗殺者だったニーナちゃんを、ふとした事件の後に拾って娘として育てていき、次第に人間らしさと子供らしさを取り戻していくニーナちゃんがひたすら可愛いお話し 今後に結構期待していたが、3巻でサクッと完結してしまったのが残念... ひたすらニーナちゃんを愛でる作品なので、物語に起伏が少ないが、そんなの関係なくニーナちゃんは可愛い あと一歩おしい感じで終わってしまったので、もうちょっと続いて欲しかったなぁ...
特殊工作員の怜司は、潜入先の敵アジトで一人の少女ニーナを救出する。少女は「ドール」と呼ばれる暗殺者だった。身寄りのない少女を保護し監視下に置くため、怜司は一緒に住むことを決意するのだが…。子育てなど無縁だった怜司が、いきなりパパに!? 標的となった男と可愛すぎる暗殺者によるハードボイルド育児コメディー!! ※こちらの商品には、巻末にデジタル版限定特典イラストが収録されています。※
内務省直轄機関の特殊工作員である高橋怜司は、突入したマフィアのアジトで1人取り残された少女・ニーナを発見します。
彼女はマフィアにより暗殺マシーンとして育てられていた上に「最初に自分を発見した者を殺せ」という暗示を受けており、「最初の発見者」である怜司を殺そうとします。
腕利きの工作員である怜司にとってニーナをあしらうのは容易いのですが、怜司が彼女のターゲットとなっていることから、逆に上司から「ニーナを監視するために一緒に暮らす」ことを命じられます。
という導入から始まるので、設定だけ見ると殺伐としているのですが、実際は一緒に暮らし始めた怜司とニーナが徐々に関係性を深めてゆき「家族」になっていく様子を描く作品です。
暗示により無意識に怜司を殺そうとするニーナと、そんなニーナを御しつつ 無理に暗示を解いて彼女の精神に影響を与えないよう丁寧に「普通の生活」を教え込もうとする怜司の生活は、
見ようによってはじゃれ合っている親子のようにも見えてきます。
また、途中から怜司の同僚である美緒が補佐として2人の生活に関わるようになり、本当の親子3人の日常のように見える場面が増えてきます。
一応"暗殺者とそのターゲット"という関係なのに、気づいたらちゃんと親子のような関係性を築いている、設定に反してとても心温まるホームコメディのような作品です。
1巻まで読了