ネタバレ
名無し

なかなか渋いSFで好きでした。
【2021年5月期シルバールーキー賞受賞作】

罪を犯したものは、朽ち果てた青い星・地球へ送られる。
罪人たちが乗った宇宙船は地球へ近づき、一か月分の食料をかけて殺し合いが始まり、主人公は生き残って地球へ無事到着する。
拠点を作り夜中に焚火をしていると小さな女の子がやってくる。
どうやら以前に地球へ来た罪人の娘だと分かるが…。

朽ち果てた地球では宇宙服じゃないと暮らせないかと思いきやそうでなかったり、主人公の見た目に何か問題があるのかと思ったらそれ以上のことだったりと小さな裏切りもあったりして楽しく読めました。
普通に自然もあって暮らせてそうで、なぜ罪人の流刑地になっているのか少し気になったりもします。
作品内では描かれませんがかつて荒廃するに至った何かしらの理由で放射能の数値が異常に高かったりするのでしょうか。
主人公が家族の概念を持っているのがいいですね。

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えんせい
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