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婚活バトルフィールド37

婚活は戦場だ!

婚活バトルフィールド37 猪熊ことり
ゆゆゆ
ゆゆゆ

タイトルを見て37巻と思ったら、37歳のことだった。 いやいや、なりたてだから、36歳のようなもの! 乳児のように37歳と何ヶ月かを気にする主人公・赤木。 わずかな差に繊細な主人公。 派遣会社勤務、趣味は海外旅行、好きなものは寿司、元ミスなんとか、元地方のモデル。 これはきっと、港区女性にならなかった、港区女性。 作中には、婚活に使用するあれやこれ、いろいろ出てきます。 婚活アプリは有料のほうが恋人を見つけやすいとか、相談所も大変ではあるけど結婚相手を見つけられるとか、社会人運動サークルで付き合い始めたとか、成功話を聞いたことある方法が次々出てきます。 しかし、本作はバトルフィールドなので、チャンスを倒し続けます。 赤木さん、倒しちゃだめだ!そこはブリッコを!! いやでも、婚活が疲れてきた人には、倒し続ける赤木さんを見て、すっきりするのかもしれません。 赤木さんのブリっているところも、本性も、突き抜けていて爽快です。 周りの独身女性キャラクターも、なかなかこじれた性格の方々が多く、デフォルメされたリアルを感じます。 しかし、年収500万で共働き必須って、都心で生きるのは大変だなあ。

宝石の国

重さと軽さが同居する、命の話

宝石の国
アフリカ象とインド象
アフリカ象とインド象

大好きな漫画です。 学生の頃、この漫画に狂っていた時期がありました。 友人全員にこれを読めとしつこく勧めて、 読んだ人に対してはお前はこの漫画の何もわかってない!と浅い考察を語る最悪のオタクでした。黒歴史です。 つまり、人を狂わせるほど魅力ある漫画ということとも言えます。言えますね。 とはいえ、こちらは既に多方面で紹介され尽くした人気作でもあります。 今さら自分の稚拙な語彙でレビューしても読むに耐えませんので、 ネットの海に散乱した情報に少しだけ補足をして、読むことを迷っている方の壁を取り払えればと思います。 この漫画が話に上がる時についてくるのが、とんでもない鬱漫画だという話題。 これが読み手の1つのハードルになってしまっていると思います。もったいない! 大丈夫。救いはあります。怖くないです。 確かに取り扱うテーマは重く、展開に心が締め付けられることはありますが、この作品の魅力はそこだけではないです。 素晴らしいのは重厚な世界観の中に、ポップさのエッセンスを忘れず組み込んでいること。 (ここで言うポップさとは、いわゆる大衆に寄り添う心のこと) 会話のテンポ、 キャラの関わり、 かわいらしいジョークのセンス。 そういう要素の節々に、作者である市川春子氏の人柄を感じられます。 そしてその人柄から読み取れるのは、 この人は読者の心をズタズタにしたい訳ではないよ〜。 ということ。 きっと最後まで読み切った方なら共感してくれると思います。 苦しさの先に希望がある。 これは人間の話。命の話。生と死の話。愛の話。宇宙の話。 火の鳥超えてます。ガチ。

こんかつばとるふぃーるどさんじゅうなな
婚活バトルフィールド37 1巻【電子特典付き】
婚活バトルフィールド37 2巻【電子特典付き】
婚活バトルフィールド37 3巻
婚活バトルフィールド37 4巻
婚活バトルフィールド37 5巻
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