「嫉妬の化身」が作中でやる演劇のタイトルでもあり、漫画そのものを表す言葉でもあるのがいい。タイトル大事。
ヤバすぎでしょ
嫉妬の化身 赤場遼
なぜこれが佳作なのか不思議なぐらい完成度凄かったわ 表情が上手いからジョーの演技の説得力が凄い とにかく凄い
先日第46回JUMP新世界漫画賞を受賞した4作品がジャンプ+に掲載されまして、それぞれ読んでみました。個人的にはこの「嫉妬の化身」がダントツかなと思いました。私は普段からファンタジーやバトル・アクション漫画をそんなに読まないので、これがいちばんというと「そりゃそうなるわな」という気持ちですが、そういうの関係なしでもすごく面白かったです。
演劇部の人間関係のなかで生まれる妬み嫉み、そしてそれを受け入れる強さを描いており、内容も構成もシンプルと言えばそうで、よくあるテーマでもあるし突飛なことは何もしてないんですが、逆にシンプルな作りなのにちゃんと面白く描けるって凄いと思います。
気になったところといえば、廃部になるほど人数少なくないだろうと思ったんですがそのへんの演劇部事情はよく知らないのでまあいいか。
【第46回JUMP新世界漫画賞 佳作受賞作】自尊、重圧、羨望、嫉妬。演劇に渦巻く黒き感情。その感情に一度飲まれてしまったら——。