「やべ〜〜〜!バニーガール学科ってなんだ〜〜〜!!」って思って読み始めました。結論としては読み終わっても「いやバニーガール学科ってなんだ〜〜〜!!」ってなりますが大丈夫です。彼女たちはプロのバニーガールになるために学校でお酒の作り方や接客のいろはを学んでいるだけなので。

メインの登場人物は元ヤンで気が強めのナギ、ちょっとおとぼけの三角、おっとりしているように見えて一番芯の通っている真百合(彼氏持ち)。
彼女たちのゆるい日常が独特の間合いで描かれるのが楽しくて、個人の感想ですがかわいいギャグマンガ日和みたいな空気が漂う瞬間がたまらないです。3人の距離感も付かず離れず仲良しで、百合の手の者たちも楽しめるんじゃないでしょうか。3人のバランスがいいぞ。

元々Webで連載されていた作品だったんですね。続きも読めるといいな〜。
http://bossanism.com/hosiotome.html

ちなみに私が一番好きだったのは異常に寿司を握るのが速いのになぜか壊滅的にまずい寿司しか作れなくて困っているすし専門学校の学生・スシールを助ける回です。
これ→http://bossanism.com/bunny06.html

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エロイーズ 本当のワタシを探して

物語の始まりのシーンが好き

エロイーズ 本当のワタシを探して
ANAGUMA
ANAGUMA

本作、ベンチに座っていたエロイーズがふと記憶喪失になっていたことに気付くシーンから始まるのですが、その自然さがなんだか巧みで、ピンク色のカラートーンとともに強く印象に残っています。 メインとなるストーリーラインはサブタイトルにもある「本当のワタシ」探し。 少ない手がかりを元に記憶を失う前の自分がどんな人間だったのかを調べていく…と書くと壮大なミステリーやサスペンスのようでもありますが、そうそう大変なことが起こるわけでもないのが人生というものかもしれません。 どこにでも居る女性だった(と思われる)エロイーズ・パンソンの身の回りも、世の人のご多分に漏れずありふれた出来事ばかりだったようで、一生懸命過去の自分の身辺調査を行うほどに些細でちっぽけなことばかりが判明していきます。そのようすは親近感やおかしみと同時に、どこか空虚さというか、切なさも感じさせたり…。 「記憶を失う前の自分ってどんな人間だった?」というのを入り口に「そもそも根本的に自分ってどんな人間なんだろう?」という二重の意味で「本当のワタシ」を探すことになるのが妙味です。 そんな深いテーマもありつつ、バンドデシネとしてはかなり読みやすい部類に入ると思います。エロイーズのちょっとした仕草がどれもかわいかったり、普段縁遠いフランスでの「フツーの」暮らしが垣間見えるだけでも面白いので、読む機会があれば気軽に手に取ってみてほしい一作です。

しりつほしおとめがくえんばにーがーるがっか
私立!星乙女学園バニーガール学科
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