相変わらず最高であった
連載で読んでいたため単行本版を未読だったのです。 単行本版も買わなきゃ、と気づいたのはついさっきで、すぐ買ってみたら加筆がめっちゃあったのでは?もしくは私の記憶がスッポリ抜けたのでは?というぐらい新鮮で、かつ安心するぐらい相変わらずの最高ぶりであったのです。 三姉妹みんな超良いんですが、中でもとらちゃんが大好きでした。 要所要所でいい女なところが隠せてない(隠す気も出す気も特にないのがいいところだが)のがまた良くて、普段がクイーン・オブ・ガサツなのもまた良いのですよねー いやぁ、完結まで読んだんだっけな?と思い返しながら3巻完結を読み返すの最高です。町田メロメ先生の絵と色遣いと台詞回しと、本当に素敵。
主人公の三姉妹は、子供時代に母親を病で亡くし、後年は父親が失踪して捨てられてしまうという家庭事情を持つ。
それでも楽観的な性格の長女を中心に、一つ屋根の下で楽しげに暮らす様子が描かれている。
長女も次女も社会人として働いているので生活の心配はなさそうだが、三姉妹がそこに至るまでの苦労は幾つもあったはず。時折あらわれる過去の回想が、悲しみを誘う。
親を亡くしたものの、三姉妹の周りには良い友達が多く、とても人の縁に恵まれているのだと思う。
全体的に独特のテンポ運びで、それがタイトルの「三拍子」と良く合っている。