名無し

自分は主人公と同年代ですが10年くらい前の自分と重なるところがあり結構くらいました。人にはあっち側とこっち側を隔てる大きな壁があるし、あっち側に行きたくてもどうしようもない感じ凄くわかる。
ただ漫画では33歳女性の今の姿を描いたものなので「33でこれ」をどう捉えるかは意見分かれるんじゃないでしょうか。
個人的にはウラジオストクに行ったけどビザが…という部分はどうでも良くて(むしろ最後になんも考えず突っ走ってくれてよかった。それまでが考えすぎだったから。)自分のことを俯瞰で見てるのか見てないのかよく分からない変なフラつき方に不安を覚えた。まあ簡単に言うと凄いめんどくさい人ですよね。

あとどうしても倉田さんのような男性を「普通」と思えない。それは私が現実を見れてないだけか??

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主人公の負の感情に飲まれて読むと落ち込みますね。自分はあなたとは違う!と言いたいけど、それってただの現実逃避かも?と不安になるので、ゴールが見えないような嫌な読後感がありました…。読者に議論させるために描いたのかもと言われて、なるほど〜!謎が解けたぜ!みたいな気持ちになりました。

実際の作者さんの意図はわからないですが、読む人によって引っかかるところや嫌だと思うところ、共感できるところなどが全く違うんだろなと思いました。そういう意味ではよく出来た話だなと。
この素直に笑えない感じは、どこか自分と重なるからと思わずにいられない。

読んでからずっと引きずってて今も色々考えてしまいます。人間関係のカースト制度に巻き込まれるくらいなら村八分でいいやと思っていたのですが、まだまだ自分も解脱できてなかったんだな〜。あっち側の世界の人も似たようなドス黒い感情を持ってるんでしょうけどね…!

ふつうのひとでいいのに
普通の人でいいのに!
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まじめな会社員

まじめな会社員

コロナ禍における、新種の孤独と人生のたのしみを、「普通の人でいいのに!」で大論争を巻き起こした新人・冬野梅子が描き切る! 菊池あみ子、30歳。契約社員。彼氏は5年いない。いろんな生き方が提示される時代とはいえ、結婚せずにいる自分へ向けられる世間の厳しい目を、勝手に意識せずにはいられない。それでもコツコツと自分なりに築いてきた人間関係が、コロナで急に失われたら…!?

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