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片手が義手のコントラバス担当の成瀬さん、が嫌いなトランペット担当の小寺くんのはなし。
義手であることを考えて、多少演奏レベルが低くても「無理させたら可哀想」「いてくれればそれでいい」という部員たちと「練習をして上手くなれ」と指摘する小寺くん。そのせいで小寺くんは部内の空気を悪くする嫌な奴という立場になってしまっていました。
本当に彼女のことを考えているのはどっちだろうかというのを考えさせられます。
コントラバスがやりたくて吹奏楽部に入ったなら、他の部員に負けないレベルまで努力するのは当然のこと。しかし、成瀬さんの気持ちにもしっかり熱いものがありました。もし部活内に小寺くんがいなかったら、成瀬さんもずっと義手を理由にして頑張らなかったかもしれないですね。そのうちコンクールにも出場できるようになればいいと思いました。
【俺の零話読切プロジェクト第16回】『感情ステッカー』正青コム、零話プロジェクト再登場‼ ———不揃いなキモチ奏でて。(イブニング2020年16号)