え?そうくる?って流れが良き
表紙のおさげの女の子が少女漫画の主人公感バリバリで、クラスの人気者の男の子のことを好きだけど、自分に自信が無くて好意も伝えられない しかも男の子には美人の幼馴染(表紙の金髪)がいて... とものすごくベタな感じで最初は進むが、実際は全然違く、好意の矢印は金髪→おさげ→男の子、とまさかの百合っぽい展開 あ、そうきます?ありがとうございます!って思いましたね むしろ金髪がおさげに好意を伝えてるつもりが、嫌味っぽくなっちゃうとか、おさげがちょっと鈍感とか、ラブコメ展開がこっちのカップルで始まるとか素晴らしいですね 短い巻数ながら綺麗に面白くまとまっているので、個人的に推せる良作でした
主人公の恋路を邪魔するライバル的なポジションの女の子、少女マンガにはいますよね?
このマンガの主役は「ライバル」の檜山さんです。といっても檜山さんが好きなのは「主人公」の木村さんが恋をしている水嶋くんではなく木村さん本人!
そう、百合だ!
檜山さんの思いは木村さんには常に間違って届くのがなんとももどかしいのですが、応援したくなること間違いなし。三者の関係がことごとくすれ違うようすにドキドキでした。
悪役令嬢といい物語の進行上嫌われ者になってしまいがちなキャラクターにスポットを当てるの、最近の流れなのかも。みんなが物語の呪縛から解き放たれて幸せになるのを見届けたい…。