存在への憧憬(ほとんどラブレター)
3巻に掲載のポセイドンアドベンチャーのパロディー長編で岡田あ~みんって天才なんだなって理解できた気がしたクチです。 一切!無駄のない映画的コマ割りと構図に、流れるような科白回し、何度読んでも震えます(おおげさですが本当に)。うまくないのに、人の動きとか空間の描写がめちゃくちゃ上手で、弱冠二十歳でこれが描けちゃうって凄まじいことだなっていつも思ってます。 どんな環境でどんな本や映画に触れて構成されたお人なのか、それからどんな人生を過ごされているのか、気になって仕方ない、私にとっての岡田あ~みんはそういう存在です。
初めて岡田あ〜みんの漫画を読みました。誰もが「あ〜みんはすごい!」と褒め称えますが、本当にすごかったです。めちゃくちゃ面白かった。ギャグセンスが今読んでもまったく古くない。鮮度そのまま直送!って勢いで、今だったら青年誌で連載してもウケそうだなと思いました。ヤンマガとかどうでしょう?
私が好きなキャラは学校のアイドル愛咲ルイと変態執事の黒川です。特に黒川は「えっこんなことりぼんで言っちゃっていいの?」ってくらい自分の欲望に素直な発言が魅力ですね。
初あ〜みんが新装版だった訳ですが、こちらは連載終了後の単行本未収録の番外編が収録されているので、あっさりした最終回の後の渡航した夢実と森夜の文通の話など、がっつりした続きが読めます。知らずに未読だった方はこの機会にぜひ!