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世界を守る最後のヒーローを倒し悪が勝利した世の中で、エリート怪人は退屈していた。そんなとき、公園のブランコで眼鏡を忘れたおじさんと出会って世間話をする…というお話。
【週刊ヤングジャンプNo.2掲載特別読切】エリート怪人の苦悩とは!?
めちゃくちゃ穏やかで好き!
ヒーローものでありながら、主人公は怪人側で、しかもある意味ポストアポカリプス。
これもまたある種の「心地よい破滅」を描いた作品に当たるのかもしれない。
おじさんは「タケダ」を名乗る怪人に多くを語ったわけではないけれど、言外にクビになったのがタケダら怪人のせいであることが伝わってくるところや、タケダにとっての幸福である「刺激」が再び失われてしまったオチも切ない。
じんわりくるとてもいい読切だった。
おじさんのデフォルメがタケダに比べて比較的リアルで、そのデフォルメで描かれた人情モノのお話をぜひ読んでみたい。
【シンマン賞#071 期待賞受賞作】エリート怪人の苦悩とは!?(週刊ヤングジャンプ2020年2号)