4.0
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マンバ通信から気になって読んだ。めっちゃ面白かった。
物語のあらすじは「家出をした少年が宇宙人二匹とロケットで星を巡る話」と、少年心をくすぐるものだが、「金」や「死生観」などのテーマが強く「子供向けの雑誌で連載したのか、本当に⁉️」と思うくらいのブラックユーモアが飛んできたりもする。そういう意味ではたしかに大人も楽しめる(大人のが楽しめるといっても良いかもしれない)
星々での出来事もワクワクさせてくれる話が多く、ジュラシックパートをSFに落とし込んだような話や、スターウォーズ1のレースを宇宙でやったような話、注文の多い料理店のパロディを活用した狼人間の暮らす星、寿命をとらなくなった娯楽に飢えた惑星など、羅列するだけで楽しくなるような設定が多い。そして、この出来事を支えてる中身の面白さが、その星で暮らす住人がそれぞれの倫理観をちゃんと持っていることである。つまり主人公と他星の住人とのコミュニケーションの絶妙な取れてなさ具合がリアリティを担保しているのだ。いやぁ、面白い作品だった。もっと多くの人に読まれてほしい