久米田をひさしぶりに読む
シブヤニアファミリー 久米田康治
はじめて読んだのに懐かしい〜って思ってしまった。まだまだ懐かしむような漫画家でも作風でもないのに!
日常漫画っぽいけどソリッドなギャグをたくさん放り込んでくる感じ、畳み掛けてくるのにテンションは高くない感じ、久米田だなあ…としみじみうれしくなってしまった。懐かしいというより心地いいなのかも。
渋谷をテーマにしてるのもすごくいいなあ。
お洒落な街とか若者の街だったのはひと昔前のことで、今の渋谷は人やモノやカルチャーが統一感なくひしめき合うコラージュみたいな街だと思う。
そのスピード感と情報量の多さが作品とマッチしていて気持ちいい。
実際に住んでるからこその解像度の高さなんだろうか。
隕石少女
読み切りレベルの設定の浅さが残念。飛行機から落ちた部品程度の落下物を隕石というのはどうかと。少なくとも宇宙から落ちてきたのではなく「空」からなので、最初から隕石ですらないことは描写されている。タイトルからミスリードを狙ったと思いたい。あるいは今後、巨大少女が地球に向かっているのが発見される展開になると思いたい。