28歳、独身、彼氏無し、仕事も普通の前田しゅう子は個性豊かな友人たちとシェアハウスをしていた。仕事に生きるバリバリキャリアウーマン・松木瑛香 恋に生きる弾き語りシンガー・川瀬田みさき 仕事もプライベートもフリーランスなのんびり屋・桃山志緒 日々の疲れやストレスもこの3人とお酒を飲んで愚痴り合えれば乗り越えられる。今が楽しければそれでいい。そう思ってただ何となく日々を過ごしていたけれどふと気がつけば、30歳はすぐそこ。しゅう子や友人を取り巻く環境が徐々に変わっていき――…。“まだ”アラサー、“もう”アラサー 「私、このまま何となく過ごしてていいのかな?」
「結婚3年目。夫は私に興味がない」 最愛の夫とのセックスレスに悩む28歳の和泉は、満たされず苦しい毎日を過ごしていた。また抱いてもらいたい一心で努力を重ねても、夫は“女の私”を求めていない。ところがある日、夫の荷物から風俗嬢の名刺を見つけてしまう。和泉は夫が他の女を抱いている事実に耐えきれず家を飛び出し、途方に暮れていると 「お姉さん、俺を買わない?」 夫への意趣返しだったはずの一夜の過ちは、次第に禁断の感情へと膨らんでいき――…。。
どこにでもいる平凡な高校生・森下くんには好きな人がいる。その人は、クラスの副担任・須藤先生。学校でしか会えないし、相手は大人だし、先生だし、絶対に実ることがない恋…なんだけど 「会えると嬉しいし、話せると胸がどきどきする」 溢れ出そうな恋心を胸に秘め、普通に振る舞おうとするけれど…? 一方の須藤先生にも誰にも言えない秘密があって――。
おつかれ会社員の猫山くんが立ち寄ったマッサージ店、そこはねこのマッサージ師さんが施術をおこなう癒やしの桃源郷だった――! 目、肩、腰…猫山くんのつかれきったからだをつつみこむのは、ふわふわモチモチな店長さんのにくきゅう!! さらには研究生のこねこも出てきて猫山くんは昇天寸前…! 可愛すぎるねこたちによる極上リラクゼーションをご堪能あれ♪
多感な思春期まっただ中の佐倉歩は親や友人とうまく付き合えずに孤立していた。唯一、心を許していたのはヒゲに黒シャツの柄の悪そうな“おじさん”。ある夜、歩は意を決して持ちかける――「…おじさん、私に悪いこと教えて?」だが、おじさんが教えてくれた“オトナの嗜み”はピュアな歩の想像の斜め上をいく“超カゲキ”な内容で――!?
仕事に追われ、お疲れな日々を送るアラサー社畜の花澤政宗。味気ないコンビニ飯以外が恋しくなった政宗が家事代行を頼むと、やってきたのは大学生の御子柴なつきだった。口数少なく、落ち着いた雰囲気のなつきに温かい手料理を振舞ってもらい大満足していたらじっと見つめられ―― 「一目惚れです」 突然、熱い告白をされてしまい…!? 年下男子に翻弄されまくり!? いただきますから始まる絆されラブコメ!
お菓子メーカーに勤める佐藤あみ。仕事も恋愛もイマイチで、少女漫画に癒やしを求める毎日。そんなある日、コンビニでスーツを着こなすフランス人・ジローに声をかけられる。お菓子をきっかけに、超高スペックなジローと仲良くなるけど、彼と一緒に仕事をすることになり!? 少女漫画みたいな状況に胸の高鳴りが止まらない――…!
アパレル会社に勤めるOL・香坂ゆずはかわいいものが似合わないのがコンプレックス。かわいい服を見るのも好きだし、試してみたい気持ちもあるけれど… 「自分には似合わない」と、どうしても手が出せない。ある日、友人へのプレゼントを買うためレディース服のお店にふらりと立ち寄ると試着室からコワモテで有名なゆずの上司が出てきて!? 「俺のために着てくれないか?」 かわいい服好き上司×無愛想部下の着せ替えラブコメ
平凡高校生・瓜生 陸は、学園の「お姫様」に恋をしていた。しかし、その恋が叶う可能性は限りなくゼロに近い。なぜなら、姫には「王子様」がついているから!「王子様」周防スバルは、どうやら姫と特別な関係らしい。負けじと王子様にライバル心を燃やす陸は、姫と仲良くなるためスバルに立ち向かう! ところが、返り討ちに合いスバルの王子ぶりにきゅんきゅんさせられて…? それぞれの「好き」があっちこっちに錯綜中!? 学園の王子と姫を巡る、スクランブル・ラブコメディ!
アラサーの誰もが抱える仕事の悩み、恋の悩み、人生の悩み。 「今はうだつが上がらなくても何となく楽しいけど」 「今は仕事に全力出してるけど」 「彼氏との関係が思ったように進まないけど」 「フリーランスになって貯金がないけど」 「「「「このままでいいのか?」」」」 長く険しい道程に、時に心折られ疲れ果てる彼女たち。しかし、疲れた瞬間に孤独ではなく悩みを聞いてくれ、美味しい料理を振る舞ってくれる「戦友」がいる、というのは羨ましく感じる人も多そうです。 無理して婚活を始めて第一印象はとても良かった相手の悪い面がどんどん明らかになって幻滅する一方で、パッとしないと思った人が意外とウマが合って少しいい感じになったり、美味しいものを奮発して取り寄せてお酒と一緒に楽しんで発散したり、あるあると共感できるシーンがたくさん描かれます。 ルームシェアをしているという珍しい部分以外はどこにでもありそうなお話ですが、逆にその平凡さにどこか安心感を覚えながら読めて、彼女たちの行く末が幸せであることを祈りたくなる作品です。