あらすじ
元THE BOOMベーシスト山川浩正さんのミュージック・レッスンに通う作者が、まさかの「日比谷野音」を目指す、実録社会人バンドのエッセイマンガ! ある日、作者のひのもとめぐるはウクレレを買う。個展に飾るためであった。弾かれない楽器の不遇を想っていると、THE BOOMのベーシスト山川浩正さんがウクレレ教室を始めることを知り参加。メンバーは素人のファンのみんな。はたして彼らは無事野音ライブが出来るのか?! 社会人趣味入門書として音楽って楽しい! を届ける。
あらすじ
女子高生ルリは打撃人類だ。不安の空気が蔓延する世の中で、人々の理由のない苛立ちが生んだ悪をルリは憎み、拳に満ちた怒りで打撃する。なぜだかわからない。打撃が正義なのか?なぜ打撃人類は存在するのか?ただひとつわかっているのは、ルリは打撃天使として今日も生きていること。
あらすじ
勉強もスポーツもぜんぜん普通のボク、ぜんぜんイケメンでもないボク…ただここまで問題児にもならずにやってきたのに…春川俊太郎は14歳の誕生日にチンポの妖精を見た。名前はポンチー。俊太郎とポンチーは、ひとつのチンポ、なんでも望みを叶えてくれる。ボクだけに見えるこいつ…こいつがいればボクはどんなエッチ―なこともできるんだ。そのはずなんだ…たぶん…ぜったい…?!
あらすじ
高校一年生の沢田知佳は、胸が小さいことを気にしている。ひょんなことから同級生の桑田一平に胸を見られてしまう!!この一件からお互いを意識し始めた二人。だが一平の親友・南 進一も、知佳のことが好きだと判明。この恋の行方はどうなるのか?!
ごく普通の女の子が悪を成敗する物語はたくさんあるけれど、どれもあまりリアルじゃない。 可愛いキラキラの衣装はおそらく動きづらいだろうし、武器なんてすぐに使いこなせないだろうし。 打撃天使ルリも、普段はごく普通の女子高生である。ルリは打撃人類として生まれ、悪に対する怒りを拳で成敗するのだ。 なんの理由があってかルリは大体全裸だし、両親は普通の人間だし、ルリが打撃人類である説明は何もされない。 歪んだ正義感の警察やら死んだ恋人似の悪人やら、むちゃくちゃな悪に出会すたびに彼女は「だしゃあ!!」と拳を貫く。 この作品だってもちろんリアルじゃない。全くもってリアルじゃない。 でも、ルリの境遇や心理描写には妙なリアルさがある。 正義とは何か、何のために拳を振るうのか。女という性に向けられる視線、生きることへの渇望など。 普通に恋もするし、迷ったり傷ついたりもする。そんなルリが怒りを込めて「だしゃあ!!」と拳を振るう瞬間、勧善懲悪だけでは語れない、自らのカタストロフごと破壊されるような感覚に襲われるのだ。 むちゃくちゃさ加減を笑って読んでしまおうなんて斜に構えた心までルリにぶち壊された気がした。