きんいろのきゅーぴっと
あらすじ
大地震に見舞われ、命からがら逃げ出した一組の親子とある男。男は瓦礫の山から一人の少女を助け出す。記憶を失くした少女が持っていたペンダントから、名前が由理子と分かるのだが……。「少女ブック」(1963年1月号~9月号、集英社刊)に連載された本作。現存する2色カラーを再現して初の電子書籍化!! また同時収録した『おはよう!ミーコ』は1956年「少女ブック」夏の増刊号に発表した『ちこの牛乳屋』を著者自らがリメイクした作品。いずれも「少女まんが」のカテゴリに収まりきらない小気味よい物語展開が魅力的だ。
しろぼしこまのすけ
あらすじ
力自慢の少年・駒之助を弟子にして金儲けを企む関取の横車は、逆に駒之助に投げ飛ばされ、大恥をかく。腹の虫が治まらない横車は、伊地野和留造と組み、駒之助に襲いかかる。運良く現れた花錦関に救われた駒之助だが、倒れた父親の入院に五十両もかかることがわかり、賞金を目指し花相撲に出場するが…。
くりくりとうしゅ
あらすじ
第一中学校に転校して来た2年生の栗山栗太郎。愛称くりくりは野球部に入部し、その左腕から投げる豪速球に驚く部員たち。エースの団吾は、くりくりに嫉妬し、柔道部主将の虎熊に襲わせるが、逆にのされてしまう。一方、くりくりの父親で大福寺の住職は、町会議員で虎熊の父親と将棋の勝負から大ゲンカ。そしてくりくりと虎熊は暗黒が谷で決闘をすることに!!