やくし
あらすじ
謎の神・ヤクシによって瀕死の重傷から生還した平和主義の高校生・瑠璃広吾妻。しかしその交換条件によって吾妻は「ヤクシ」に変身して人の天敵「憑鬼」を倒す役目を請け負うことになり…!?
たそかれのゆめ
あらすじ
不幸は海へ流れ海からやってくる、その海は逃げられない悲しき運命、夕女と冬司との出会いを運んできた。深い憎悪と怨念、悲しみによって生み出された妖怪たちとの恐怖の世界が二人の本来の姿を映し出す!?
じゅうにやせんし
あらすじ
人の世にも異界の妖(あやかし)は棲んでいる。人間と妖、その住み分けのバランスが崩れて人界が乱れた時、「宝壁の衛士」たちは戦う宿命にある…。神や魔をも降臨させる膨大な「器」の巫女である織子は、復活した古文書の悪鬼、四視(よみ)によって体を乗っ取られてしまう。四視を倒す切り札の「宝壁」は、闇の国に堕とされてしまった。織子の兄・聖臣は四視を封じるため、やむを得ず織子の体から魂を抜いて自らの体に引き入れ、四視を織子の体に封印するが…!?
表紙を見て、ファンタジーで薬がテーマかなと思い読んだことのない組み合わせだったので読み始めました。 主人公は平和主義というか気弱でやさしい少年で、かわいい好きな子の犬を自動車から守った所からファンタジーな展開になります。 異世界にいくわけではなく、神さまに救ってもらいそのかわりにいろいろと憑依しているものを退治していくというストーリーでした。 絵は80年代風のタッチでなつかしく、学園モノの雰囲気も当時の感じが出ていて良かったです。薬師に変化するとめちゃくちゃな強さになって軽く憑魔をあしらって退治するのですが、仏教由来のような術をたくさんつかうので中二心がくすぐられて楽しく読める作品です。